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2013年(平成25年) 1月13日(日)付紙面より

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加茂水高生が手作り弁当 地元の高齢者宅へ配る

 鶴岡市の加茂水産高校(長谷川賢校長)の3年生が11日、加茂地区の一人暮らしの高齢者宅を訪問し、手作り弁当を配った。

 手作り弁当の配布は、海洋環境科食品コースの生徒が授業で学習した調理技術の発表の場と地域ボランティアの一環として10年以上前から実施。今回は同科3年生16人が、実習で作ったサンマ味付け缶詰やほうれん草の白あえ、ひじきご飯など5品を盛り込んだ弁当を作った。

 この日は、生徒や民生委員など約25人が参加。断続的に雪が降る中、3―4人ずつの7グループに分かれ、一人暮らしのお年寄り宅23軒を一軒一軒訪問。生徒たちが「私たちが一生懸命作った弁当です。おいしく食べてください」と手作り弁当を手渡した。おじいちゃん、おばあちゃんは「おいしい弁当を届けてくれてありがとう」と笑顔を見せていた。

加茂地区のお年寄り宅を訪問し、手作り弁当を手渡す水高生
加茂地区のお年寄り宅を訪問し、手作り弁当を手渡す水高生


2013年(平成25年) 1月13日(日)付紙面より

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「酒田方言かるた」楽しむ 小鳩保育園で年長児が“熱戦”

 酒田市の「酒田方言あそび研究会」(齋藤健太郎代表)が昨年、制作・販売した「酒田方言なつかしいろはかるた」を使ったかるた大会が11日、同市の小鳩保育園(海野麗子園長、園児106人)で開かれ、年長児が「酒田弁」の微妙な言い回しに四苦八苦しながら熱戦を繰り広げた。

 同研究会は2010年、「言葉の魅力、特に酒田の方言を次世代に伝えたい」という思いで、齋藤代表をはじめ市内でまちづくりに携わっている有志たちが「酒田方言かるた研究会」として設立。2011年に第1弾の「酒田方言いろはかるた」を発表した。

 その後、購入者などから「より多くの方言を収録してほしい」などと第2弾を望む声が上がり昨年4―5月、「酒田弁による風習や生活文化が伝わる」というテーマで読み札を募集した結果、市民らから約500点が寄せられ、これを基に同10月、第2弾となる「酒田方言なつかしいろはかるた」が完成、販売を開始した。

 この日のかるた大会には年長児17人が参加。いずれも市内在住の武長世以子さん(77)、佐藤タケ子さん(81)ら3人が読み手となり、2グループに分かれて熱戦を展開した。

 武長さん、佐藤さんらが交代で「耳なりスズメで きぎあぎだ(うるさくて聞き飽きた)」「ねっちょぶげぐで あのひとだば やだおら(執念深いので、あの人はいやだ)」などと読み上げるたびに、園児たちは「はい」と大きな声を上げて次々と手を伸ばしていた。

 参加者の一人、松本悠希君(5)は「12枚取れ、みんなから勝つことができた。酒田の方言は難しかったけど、楽しかったよ」と話していた。読み手の佐藤さんは「こういう言葉の中で育った。あらためて声に出して読むと懐かしい」と話し、懸命に絵札を追う園児たちに目を細めていた。

 齋藤代表によると、今月27日に同市中心部で開催される「寒鱈(かんだら)まつり」でも大会を開催するほか、今後は老人福祉施設での使用も検討中という。「『せ』と『しぇ』など、きれいな標準語では区別できない音をいかに残していくかが今後の課題。また、どういうシチュエーションで使っていた言葉なのか調査していきたい」(齋藤代表)という。「酒田方言なつかしいろはかるた」は、CD付きで1セット2000円(税込み)。市内の書店や土産店などで扱っている。問い合わせなどは同研究会=電0234(22)4477=へ。

絵札目掛けて次々と手を伸ばす園児たち
絵札目掛けて次々と手を伸ばす園児たち



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