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2013年(平成25年) 1月17日(木)付紙面より

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「起業」テーマにプレゼン 生徒が研究成果提案

 酒田市の県立酒田光陵高校(中山英行校長)で15日、1年生(416人)が全員履修している科目「公益と産業社会」のまとめとして、生徒による研究発表会が開かれた。11ある学級の代表が「庄内をもう少しだけ住みやすく、働きやすく変えるには?もしも私が起業するなら」をテーマにプレゼンテーション。米にこだわった地域活性化などを提案した。

 昨春、同市内の公立4高校が統合して開校した光陵高は、目指す学校像として社会益(公益)の実現に役立つ生徒の育成を掲げており、それに沿って「全国で唯一では」(中山校長)という授業「公益と産業社会」を、1年生の学校設定科目にした。

 生徒たちは4月から、「自己を知る」「職業を知る」の単元で基本的なことを学んだ後、「実社会を知る」で企業経営者や東北公益文科大の教員、「地域産業の課題」で市や酒田商工会議所の職員、「スペシャリストに聞く」で地元のNPO法人「元気王国」代表から、それぞれ具体的な話を聞いた。それらを基に5人ほどの班単位で「私たちの提案」としてまとめ、学級ごと各班がプレゼンテーションし、研究発表するクラス代表を決めた。

 この日は、1?3組の代表が発表。同級生へのアンケートを基に「酒田のイメージといえば米」「米を使った料理店を出店し、全国展開」「テレビ番組などで取り上げられる」「酒田に観光客が来る」という流れをつくることで「酒田が活性化する」と結論付けた。

 ある班は、超高齢化社会を迎えた庄内の現状と解決案を寸劇仕立てで発表。県内外の住民、企業のニーズを組み合わせて「地吹雪体験ツアー」を実施することを提案し、そのためのNPO法人を起業するとした。

 もう1班は、庄内を変えていく方策として「就職先を増やす」「交通網の発達」「ご当地スイーツの作製」などを挙げ、中でも庄内米をふんだんに使った「お米のタルト」に注目。庄内柿やだだちゃ豆などをトッピングするアイデアを発表。また、庄内の“ゆるキャラ”として「米(まい)ちゃん」を考案し、各種イベントなどで活用することを提案した。

 研究発表は22日と2月5日にも開催。残りの各クラス代表が発表する。22日は東北公益文科大の武田真理子准教授(公益政策など担当)が講評する予定。

1年生の各クラス代表が全員履修科目「公益と産業社会」の研究成果を発表した
1年生の各クラス代表が全員履修科目「公益と産業社会」の研究成果を発表した


2013年(平成25年) 1月17日(木)付紙面より

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清めの火でたき上げ 平安や無病息災祈る 荘内神社「どんど焼き祭」

 鶴岡市の荘内神社(石原純一宮司)で15日夕、恒例の「どんど焼き祭」が行われた。大勢の参拝客が古くなった神棚や正月用の松飾りなどを持ち寄り、お清めの火で焼いて今年1年の平安や無病息災を祈った。

 どんど焼きは小正月の行事で、全国各地で行われている。同神社で行われているどんど焼き祭は、松飾りや古くなった神棚などを浄火でたき上げるとともに、神様にささげたお供え物の「おさがり」を食べて無病息災などを願う。

 この日は同神社の参道に高さ、幅ともに約3メートルの焼き場が設けられ、市民が持ち込んだ松飾りやだるまなどが積み上げられた。

 午後5時すぎからおはらいなどが行われた後、たいまつで浄火がつけられた。火柱が大きく燃え上がると参拝客たちは手を合わせたり、竹棒の先に「おさがり」のスルメなどを挟み、あぶって食べながら御利益を願っていた。

 初めて祭りに参加したという小野寺亜実さん(10)=朝暘四小4年=、陸斗君(7)=同小2年=きょうだいは「風邪をひかないで元気に過ごせるようにお願いした」と笑顔で話していた。

縁起物が浄火でたき上げられる中、参拝客が「おさがり」のスルメなどを竹棒であぶった
縁起物が浄火でたき上げられる中、参拝客が「おさがり」のスルメなどを竹棒であぶった



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