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2013年(平成25年) 1月18日(金)付紙面より

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鶴岡東高3年生に法律講座

 鶴岡市の鶴岡東高校(齋藤哲校長、生徒708人)で16日、外部講師による法律講座が開かれ、この春に卒業する3年生たちが、同市の司法書士、秋保充也さんからクレジットカードや悪質商法の怖さ、金銭トラブルに巻き込まれないための心得などを聞いた。

 県司法書士会が法教育活動の一環で県内各地の高校で実施しており、同校では7年ほど前から毎年、3年生を対象に開いている。今回は一部の進学希望者を除き、3年生約180人が参加した。

 秋保さんはまず、民法上の「契約」が口約束でも成立し、正当な理由がないと取り消しや解約はできないことを説明。その上で、クレジットカードやキャッシングなどの危険性を指摘し、クレジットカードについては「手元に現金がなくても買い物ができて便利なため、使い過ぎやすい。友達にカードを貸して買い物したら、支払うのは自分。決して貸してはいけない」と注意した。

 悪質商法では、「お肌の無料診断を」などと通行人を店に誘い、高額な化粧品やエステティックコースなどの契約を勧誘する「キャッチセールス」、インターネットで登録料名目などで不当な金銭を要求する「架空請求」などの手口を解説。また、万一、不本意に契約してしまっても、原則として8日間以内なら契約を解除できる「クーリングオフ」制度を紹介した。

 そして、無計画にローンやキャッシングを繰り返して借金が膨らみ返済不能となる「多重債務」の怖さなどを示し、「収入に見合った買い物をして、カードはなるべく使わず、無理なローンは組まない。キャッシングはせず、連帯保証人にはならない。お金が必要になったら、親など大人に相談して」と、金銭トラブルを避ける要点を説いた。生徒たちは真剣な表情で聞き入っていた。

秋保さん(左)の話を聞く鶴岡東高の生徒たち
秋保さん(左)の話を聞く鶴岡東高の生徒たち


2013年(平成25年) 1月18日(金)付紙面より

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十坂小児童 酒田市議会本会議場で模擬議会

 酒田市の十坂小学校(鈴木清人校長)の6年生(58人)が17日、同市議会本会議場で模擬議会「とさか市議会」を開いた。「とさか市長」が提案した「とさか市クロマツ保全条例」を「とさか市議」が審議。質疑や討論を行った上で採決するなど、実際の議会とほぼ同じ流れで議事を進め、議会の仕組みや議会と市当局との関係などを体験的に学んだ。

 社会科の単元内容に基づいて「みんなの願いを実現する政治」を学習しようと、6年生たちが架空の「とさか市民」になり、同市議会の協力を得て2006年から毎年この時期に実施している。

 8回目の今年も、6年生が各自の希望で議員側と市当局側に分かれて着席。市議会の佐々木雅彦事務局長から「市当局の監視と評価」といった市議会の役割などを聞いた。児童を代表して加賀潤君(12)が「この場を借りて模擬議会を開き、社会科の勉強に生かせることを感謝します」とお礼を述べた。

 引き続き、議長役の小松怜央君(12)の「これより第1回定例会を開会いたします」の声で開会。同校が地域と共に守り育てているクロマツ林の保全を目的にした条例案の提案理由を、市長役の佐藤凜さん(12)が説明、3市議が質疑を行った。

 市当局側の答弁に続いて2議員がそれぞれ賛成、反対の立場で討論。小松議長の「これより採決を行います」の声で起立採決を行い、賛成多数で原案通り可決された。

 議会進行の節目節目で、実際の議会では議案を市長だけでなく議員も提案することや、議員間で分担を決め、より詳しく専門的に話し合う委員会があることなどを学んだ。

 議長を務めた小松君は、「模擬議会と分かっていても緊張した。本当の議会で議長を務めるのはすごいと思う」と感想。その上で「大人になったら議員に当選し、本当にこの席に座ってみたい」と抱負を語った。

「とさか市議」の1人が条例案の内容を市当局にただした
「とさか市議」の1人が条例案の内容を市当局にただした



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