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2013年(平成25年) 1月20日(日)付紙面より

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「摩耶山」飲み放題 新酒まつりチケット販売

 鶴岡市温海地域の地産地消のオリジナル限定酒「摩耶山」が思う存分楽しめる新酒まつりが3月2日、同市湯温海のあつみ温泉朝市広場で開かれる。実行委員会は、「摩耶山」の飲み放題などが楽しめるお得な前売り券を限定300枚で販売している。

 「摩耶山」は、温海地域の小売店で組織する「酒徳会」が、観光客にPRできる地元にちなんだ酒として、「初孫」の東北銘醸(酒田市)へ依頼し、2006年度から製造。摩耶山麓の清水を引いて育てた「はえぬき」を酒米に用いたオリジナル限定酒で、観光客などから人気がある。

 新酒まつりは、あつみ温泉の冬場の閑散期対策や地域活性化を図ることを目的に、「摩耶山」が出来上がる時期に合わせ、温海ブランド創世会が昨年から企画している。

 開催時間は午後3時から同6時まで。メーンの「摩耶山」の飲み放題などが楽しめる前売り券は1枚1000円(当日1200円)で、あつみ観光協会で取り扱っている。内容は搾りたて原酒、にごり酒、本醸造の3種と「摩耶山」のオリジナルカクテルのほか、地元の郷土料理・べろべろ餅鍋が楽しめる。

 また、会場ではとち餅や温泉まんじゅう、元禄餅、赤カブ漬けなどの地域の特産品販売、そばや玉こんにゃく、イカの一夜干しやホタテ焼きなどの飲食コーナーも設けられる。また、庄内映画村の狐美里一座による人形劇やあつみ温泉ペア宿泊券などの豪華商品が当たるお楽しみ抽選会が行われる。

 問い合わせはあつみ観光協会=電0235(43)=へ。

「摩耶山」を思う存分に楽しんだ新酒まつり=昨年2月
「摩耶山」を思う存分に楽しんだ新酒まつり=昨年2月


2013年(平成25年) 1月20日(日)付紙面より

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こんがり大量の豆腐焼く 王祇祭の当屋で凍み豆腐仕込み

 鶴岡市黒川地区で19日、「王祇祭」(来月1、2日)の豆腐焼きが行われた。凍(し)み豆腐料理にして祭り客に振る舞うもので、住民たちが大きな囲炉裏(いろり)の周りに座り、串刺しにした豆腐をこんがりと焼き上げた。

 王祇祭は、地区の鎮守・春日神社からご神体「王祇様」を上、下の各当屋に下ろし、黒川能を奉納上演する。凍み豆腐料理は、各当屋で幕あいなどに振る舞うもの。大量に振る舞うため、「豆腐祭り」の異名がある。

 今年の当屋の当主「当人」は、上座が上野久治郎さん(78)=滝の上、屋号・同、下座が平親善一さん(82)=成沢、屋号・善兵衛。

 このうち下座の平親さん方では、19、20の2日間、豆腐焼きを行う。自宅敷地内に仮設小屋を造り、豆腐のおからを土手に約1・8メートル×約3・6メートルの囲炉裏を設営。近隣住民や親類約20人が囲炉裏の周りに座り、串刺しにした豆腐を土手に立て、焼いていった。

 焼き手たちは立ち上る炎の熱気を避けるため、段ボールのお面で顔を覆い、対面する人に「これ焼げっだぞ」と竹竿を指して教え合っていた。

 平親さん方では2日間で5俵(約300キロ)の大豆を使い、豆腐を仕込み。豆腐は市内の豆腐店に家人らが手伝いに行き作る。仕込み作業に当たっていた男性は「昭和30年ごろまでは全て当屋で作っていた。豆腐だけでなく、酒も造ったもんだ。30日に神社で行う『酒比べ』はその名残だ」と懐かしそうに話していた。

 焼き上がった豆腐はいったん冷凍庫で凍らせた後、27日ごろにみそ味で煮る。祭り客にはしょう油と酒にさんしょうを入れた「二番汁」で振る舞う。

熱気に包まれた仮設小屋で豆腐を焼く人たち=19日、下座の平親さん方
熱気に包まれた仮設小屋で豆腐を焼く人たち=19日、下座の平親さん方



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