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2013年(平成25年) 2月3日(日)付紙面より

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夜を徹して厳かに 「王祇祭」黒川能を奉納上演

 鶴岡市黒川地区の鎮守・春日神社の例祭「王祇祭」が1日から2日にかけて行われ、黒川能(国指定重要無形民俗文化財)が同地区の上下両座の当屋で夜を徹して奉納上演された。

 黒川能は、春日神社の氏子たちが約550年にわたり受け継いできた農民芸能。王祇祭は、旧正月の祭事で、神の依(よ)り代である「王祇様」を神社から上、下両当屋に下ろし、夜を徹して能と狂言を奉納して供応する。

 今年の当屋は上座が上野久治郎さん(78)=滝の上、屋号・久治郎、下座が平親善一さん(82)=成沢、屋号・善兵衛。今年の上演は上座が黒川中区公民館、下座は下区公民館が会場となった。

 1日朝、扇の形をしたご神体「王祇様」2体が春日神社から両当屋に移された。演能は午後6時すぎにスタートし、会場に設置された舞台で上、下両座とも能5番、狂言4番が上演された。

 このうち、上座の会場では、巨大な一貫目ろうそくの明かりが舞台周囲を照らし出し、厳かな雰囲気が演出される中、稚児の舞で悪魔をはらい安穏を祈る「大地踏」で幕開け。続いて、場を清める謡と舞の「式三番」、脇能「絵馬」、迫力ある勇壮な舞を繰り広げる能「獅子」などが次々と演じられた。

 この日、会場には200人を超える能楽ファンや当屋の親類縁者が詰め掛け、中には会場に入れずに廊下で立ち見する人も多くいた。観客たちは会場内に響き渡る笛と鼓の音に耳を澄まし、舞台で繰り広げられる演能にじっくり見入っていた。

天下太平を祝福する脇能「絵馬」が上演された=1日、上座会場(代表撮影)
天下太平を祝福する脇能「絵馬」が上演された=1日、上座会場(代表撮影)


2013年(平成25年) 2月3日(日)付紙面より

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“南国の子”と雪遊び 八幡地域 沖縄・東村の児童迎え交流

 「八幡・東村(ひがしそん)児童交流の翼」で酒田市八幡地域を訪れている沖縄県東村の小学6年生が2日、同市の八幡小学校(伊藤志郎校長、児童228人)で行われた歓迎式に出席。その後、八幡小の6年生と一緒に校庭に出て、雪だるま作りやそり滑りなどを体験。初めての銀世界を心行くまで楽しんだ。

 東村は沖縄本島北部に位置し、農業が基幹産業。旧八幡町の人材育成事業「みちのく八幡塾」の塾生が1992年、東村を視察したのをきっかけに交流が始まった。「―交流の翼」では毎年、夏に八幡地域の児童が東村を、冬は東村の子供たちが八幡を訪れている。

 今回、八幡地域を訪れたのは、東村立有銘(あるめ)小学校の金城晃校長を団長に、同校、東小、高江小の6年生計12人と引率の教諭ら合わせて20人。一行は1日午後、庄内空港に到着し、同夜は同地域の鳥海山荘に宿泊した。

 2日は八幡小の体育館で行われた歓迎式に臨み、あいさつを交わした後、みんなで長縄跳びに興じた。式終了後には八幡小の6年生38人と交流。昨夏に沖縄を訪れた児童を見つけ、抱き合って再会を喜んだ。また、一緒に校庭で雪遊び。雪だるま作りや雪合戦、そり滑りで雪国を満喫した。歓声を上げながら何回も雪山を滑り降りた宮城二千夏さん(12)=東小=と上原梨央さん(11)=有銘小=は「一面の雪景色や雪遊びなど、全部が初めての体験。とっても楽しい」「スキー体験も楽しみ」と話していた。

 東村の児童たちは2日、八幡地域の民家にホームステイ。3日は民泊家庭での活動などを行い、4日に東京に向かい、5日に帰村する予定。

八幡小の6年生にそりの後ろに乗ってもらい歓声を上げながら滑り降りる東村の女の子
八幡小の6年生にそりの後ろに乗ってもらい歓声を上げながら滑り降りる東村の女の子



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