2013年(平成25年) 2月5日(火)付紙面より
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「由良寒鱈(かんだら)まつり2013」が3日、鶴岡市の県漁協由良総括支所で開かれ、大勢の市民らが寒ダラがたっぷり入った熱々の汁を味わった。
由良自治会や漁業者など地元関係団体でつくる実行委員会(榊原賢一実行委員長)が、地域の魅力発信を狙いに毎年開催。11回目の今年は、由良漁港で水揚げされた寒ダラ約120匹、計350キロほどを用意。700食分の寒ダラ汁を準備した。
会場には家族連れなどが長蛇の列をつくり、午前11時の開始になるとすぐ満員に。来場者たちは、切り身とどんがらがたっぷり入った熱々の汁をおいしそうに味わっていた。三川町から家族と一緒に来た豊田侑志君(7)=横山小1年=は「マダラの身がとてもおいしい。たくさん食べられそう」と満面の笑みを浮かべていた。
このほか会場では、地元で水揚げされた寒ダラの販売、イカの塩辛やコダイのつくだ煮など水産加工品の販売も行われ、大勢の来場者でにぎわっていた。
2013年(平成25年) 2月5日(火)付紙面より
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昨年10月に完成した「鶴岡市こども環境かるた」の初のかるた大会が3日、市第三学区コミュニティセンターで開かれ、市内の幼児と小学生たちが楽しく遊びながら市内の自然や環境について学んだ。
このかるたは、環境問題に取り組む市内の団体などでつくる「環境つるおか推進協議会」(会長・小谷卓鶴岡高専名誉教授)が昨年度から2カ年かけ、市内の小中学生から44音の読み札と絵札と公募して製作。鶴岡書店組合加盟店を通じて頒布している。かるた大会は同協議会が今回初めて、同書店組合の共催、市の後援で開いた。
友達同士やきょうだいなど2人一組で、幼児の部に6組、小学校低学年の部に13組、中学年の部に3組、高学年の部に9組の計31組の62人が出場。各部門でトーナメント戦を行い、勝敗を競った。
畳2枚を敷いた各競技場では2チームが対面し、各自陣に22枚の絵札を置いた。FM山形のパーソナリティー松浦彩さんが読み手となり、「よくしぼり、水気を切ってごみ減量」「ラムサール水鳥あつまる『ほとりあ』に」など読み上げると、子供たちは「はいっ」と元気な声とともに勢いよく手を伸ばし、札を取っていた。
幼児の部に、弟の宗君(4)=鶴岡幼稚園年少組=と共に出場した新田典ちゃん(6)=同年長組、鶴岡市三光町=は「いっぱい取れて楽しかった。絵もとても楽しい」と笑顔で話した。