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荘内日報ニュース


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2013年(平成25年) 3月1日(金)付紙面より

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地域ぐるみ存続アピール 庄総高支援呼び掛ける看板

 庄内町の県立庄内総合高校の支援を町ぐるみでアピールする看板が同町のJR余目駅前に設置され27日、除幕式が行われた。県教委が進める田川地区の県立高校再編整備に関して、庄総高の支援と存続を地域に呼び掛けるもので、看板は町内計4カ所に設置される。

 支援看板は同校の「みやまちどり同窓会」(石川精一会長)が企画。町や地元農協などに協力を呼び掛け、JR余目駅前の町営バス停待合所、余目町農協営農部、庄内たがわ農協の新余目支所、町商工会館駐車場の計4カ所に設置されることになった。各看板には支援をアピールするスローガンが書かれている。

 除幕式には石川会長をはじめ同窓会役員、原田眞樹町長、町議会の富樫透議長、町商工会の阿部武敏会長、両農協関係者など15人が出席。はじめに石川会長が「地域を挙げての協力で4基の看板を設置できることになった。今後も庄総高存続のために魅力ある学校づくり、地元中学校への働き掛け、地域への理解と支援のお願いを進めていきたい」とあいさつした。

 続いて原田町長が「高校が庄内町にあること、若者がいることの意味は大きい。高校の魅力づくり、環境づくりに協力していきたい」と祝辞を述べた。その後、出席者がバス停待合所壁面に設置された支援看板の除幕を行い、「出会いと創造、そして挑戦・庄総高」のスローガンがお目見えした。

 この他、余目町農協営農部には「祈インターハイ連続出場・庄総高体操部」、庄内たがわ農協新余目支所には「君の挑戦を全力でサポート・庄総高」と書かれた看板がすでに設置されている。町商工会館には、「目指せ!日本一のあいさつ運動・庄総高」のスローガンが書かれた看板が近日中に設置される。

 庄総高の存続については、昨年2月に県教委と田川地区の検討委員会が町内で地域説明会を実施。同校の再編統合を検討していることが伝えられ、住民の間で「町から高校がなくなるかもしれない」と危機感が高まった。その後、同窓会やPTAが中心となって存続を求める決起集会を開き、機運を高めた。また、町議会は同4月、吉村美栄子県知事、平弘造県議長、長南博昭県教育委員長へ「庄内総合高の存続を求める意見書」を提出するなど、町を挙げて庄総高の存続を訴えた。

 2月22日に県教委から公表された田川地区県立高校の再編整備計画骨子では、「総合学科は当面現在の2校配置を維持し、生徒数の推移を見ながら在り方を検討する」とされている。

町営バス停待合所に設置された庄総高支援看板の除幕式が行われた=JR余目駅前
町営バス停待合所に設置された庄総高支援看板の除幕式が行われた=JR余目駅前


2013年(平成25年) 3月1日(金)付紙面より

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雪灯篭ともして幻想的な雰囲気 金峯神社「山開き祭」

 鶴岡市青龍寺の金峯神社(佐々木孝善宮司)で27日夜から28日にかけ、「金峯山雪灯篭祭り」と「山開き祭」が行われた。27日夜は参道などに雪灯篭が並び、大勢の参列者が明かりをともした。

 山開き祭は、修験者が旧暦2月28日に金峰山へ入り、国家安穏を願う大祈祷(きとう)を行って修行の始まりとした故事にちなむ祭事。昔から、男女が麓から手を取り合って登ると良縁に恵まれたという言い伝えから、「えんむすび祭り」とも呼ばれている。

 雪灯篭祭りは、山開き祭に花を添えようと地元住民たちが実行委員会(石井博会長)を組織し開催。24回目の今年は高さ2メートルほどの灯篭約100基を製作し、参道から中の宮にかけて並べた。また同神社社務所近くの駐車場には、地元建設業者が高さ約8メートルの大黒様の雪像を作り奉納した。

 27日午後6時からの点火式では神事の後、大勢の参列者が灯篭の中にろうそくをともした。辺り一帯はほのかな明かりに包まれ、幻想的な雰囲気を漂わせていた。鶴岡市谷定の看護師、阿部夏海さん(27)は「雪灯篭祭りに参加したのは小学生の時以来。灯篭の明かりがとてもきれいで感動した」と笑顔で話していた。

 会場では地元団体による天狗(てんぐ)舞などが奉納された。28日未明には一番祈祷で山開き祭が始まり、同日午前11時から本祭典が行われた。

参列者が雪灯篭の中に明かりをともした=27日
参列者が雪灯篭の中に明かりをともした=27日



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