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2013年(平成25年) 3月12日(火)付紙面より

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伝統楽器の音色魅了 旧鐙屋で「ひなまつり演奏会」

 酒田市の国指定史跡・旧鐙屋で10日、「ひなまつり演奏会」が開かれた。酒田繁栄の歴史を物語る建物に、琴や三味線など日本の伝統楽器の音色が響き渡り、穏やかで優しい雰囲気を醸し出した。

 鐙屋は、井原西鶴の著書「日本永代蔵」でもその繁盛ぶりが描かれた酒田を代表する廻船(かいせん)問屋。本町通りに現存する建物は「石置き杉皮ぶき屋根」の江戸時代の典型的な町屋で、1845(弘化2)年の火災直後に再建された。市が1990(平成2)年、大規模修復に着手。可能な限り当時の部材を使って工事を進め、往時の繁栄をしのばせる間口30間の建物がよみがえった。

 演奏会は、旧鐙屋を管理する市教育委員会が2009年から、東日本大震災の影響で中止を余儀なくされた11年を除き、毎年この時期に開催している。4回目の今年は、箏・三絃の「秋麗会」の高瀬雅楽秋(うたあき)代表らと、同会が子供育成事業で指導している浜田ジュニア箏合奏団のメンバーら計10人が出演した。

 晴れ着で着飾った小学3年生から高校2年生までの女子7人による琴と三味線の合奏「うれしいひなまつり」で開幕。その後も歌を交えて「かぞえうた」などを披露した。最後に高瀬代表らが「梅ケ枝」を、尺八も加えてしっとりと演奏すると、江戸期のひなが飾られた歴史の重みを感じさせる建物と、伝統楽器の音色が見事に調和し、詰め掛けた市民ら約50人を魅了していた。

浜田ジュニア箏合奏団のメンバーが演奏を披露
浜田ジュニア箏合奏団のメンバーが演奏を披露


2013年(平成25年) 3月12日(火)付紙面より

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アザラシ赤ちゃん誕生 加茂水族館

 鶴岡市立加茂水族館(村上龍男館長)で、ゴマフアザラシの赤ちゃんが誕生した。白い産毛に包まれた赤ちゃんはすやすやと眠るなどかわいらしい姿を見せている。

 同館によると、赤ちゃんは9日夜から10日朝にかけて生まれたとみられる。数日前から母親のコノミが餌を食べたり食べなかったりといった出産の兆候が見られ、10日朝に職員が出勤すると赤ちゃんは生まれていたという。今回誕生した赤ちゃんを加え、同館で飼育しているアザラシは計10頭になる。アザラシの誕生は2011年3月の「あかり」と「ゆき」以来2年ぶり。

 赤ちゃんは体長約70センチで、性別はまだ分かっていない。目をぱちぱちとさせたり、コノミの近くですやすやと眠る姿を見せるなどし、来館した子どもたちから「かわいい」「ふわふわしている」と歓声が上がっていた。

 村上館長は「アザラシの赤ちゃんの誕生で水族館がより盛り上がってもらえれば」と話していた。同館では赤ちゃんの性別が分かり次第、名前を公募する。

縫いぐるみのようにかわいらしいゴマフアザラシの赤ちゃん
縫いぐるみのようにかわいらしいゴマフアザラシの赤ちゃん



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