2013年(平成25年) 3月2日(土)付紙面より
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田川地区のALT(外国語指導助手)を招いた授業が28日、三川町の横山小(須田まき校長)で開かれ、児童たちがゲームなどを通じてALTたちと交流を深めた。
同校は児童たちからより多くの外国人と触れ合ってもらおうと年1回、田川地区のALTを招いて授業を開催。この日は同町のメーガン・クレヴェンさんや鶴岡市、庄内町のALTなど7人が児童と触れ合った。
5校時の授業は5年生を対象に行われ、児童28人が参加。児童らが交代でお客さんと店員の役に分かれ英語で価格交渉する「お買い物ゲーム」を行った。
お客さん役は商品の値段を聞いた後、「It’s expensive(高いよ)!」などと値下げ交渉。店員役はなるべく値段を下げないようにするものの、中には話し合いがうまくいかずお客さん役が店を離れる場面も見られた。本間海斗君(11)は「英語で話すのは緊張したけど楽しかった」と笑顔で話していた。
引き続き6年生を対象にした授業が行われ、児童らが世界各国の大使役になる「外交ごっこ」で英語を学んだ。
2013年(平成25年) 3月2日(土)付紙面より
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城下町・鶴岡の旧家などに伝わるひな人形やひな道具などを展示する「鶴岡雛(ひな)物語」が1日、同市家中新町の致道博物館などで始まり、大勢の観光客らが華やかな衣装のひな人形などにうっとりと見入り、一足早い春を楽しんだ。3日には荘内神社参集殿(馬場町)で雛菓子や絵ろうそく作りなどの体験イベントが行われる。
市内の関連施設などで鶴岡雛祭り実行委員会(代表・酒井忠久致道博物館長)をつくり、1995年から毎年この時期に開催。今年は4月3日まで致道博物館と荘内神社参集殿、松ケ岡開墾記念館、龍の湯ギャラリー氷室(湯野浜二丁目)、丙申堂(馬場町)、旧白幡邸(湯田川)、三井家蔵座敷(本町一丁目)の7施設で有料、中心部の商店街と湯野浜温泉街の各店で無料の展示を行うほか、各飲食店でのひな膳の提供や体験イベントも行う。
このうち致道博物館は、藩主の隠居所だった「御隠殿」が会場。従来は入り口に歴史資料などを置いていたが、今年は「ひな祭りの雰囲気を前面に出したい」(学芸員)と、新たに所蔵した6組の人形を含め玄関から奥座敷まで建物全体をひな関連の展示で埋めた。江戸中期、水戸光圀の孫に当たる熊本細川家の密姫が酒井家に興入れのときに持参した精巧なひな道具などに、来場者は「すごーい」などと感心した様子で見入っていた。
3日の体験イベントは「鶴岡雛物語クラフト・アート&体験フェス」として午前10時―午後4時、荘内神社参集殿で開催。従来の雛菓子、絵ろうそく、いづめこ人形、御殿まりの伝統工芸のほか、今年は新たにガラスアート、水引アート、フラワーアレンジメント、パステル画なども加わり、ひな祭りにちなんだ工芸を指導する。体験は有料。
一方、庄内一円のひな祭り関連イベントをひとくくりにした「庄内ひな街道」に、秋田県にかほ市の「にかほひな街道」、新潟県村上市の「越後ひな街道」を加えた「日本海ひな街道」は今年4年目を迎え、4月上旬ごろまで3県の主要施設31カ所で展示が行われる。