2013年(平成25年) 3月9日(土)付紙面より
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酒田市の商工中金酒田支店(真砂太支店長)で7日、AED(自動体外式除細動器)の講習会が開かれ、同支店職員が設置業者の講話に耳を傾けたほか、実際に操作し有事に備えた。
万一の事態に備えるため商工中金(本社・東京都)は全支店へのAED設置を決め、酒田支店には今月5日に配備された。職員からAEDの操作法を含む心肺蘇生法を学んでもらおうと、同支店と設置したALSOK山形が講習会を企画した。
この日はALSOK山形鶴岡支社の開沼毅さんが同支店を訪問、全職員が受講した。開沼さんは応急手当ての目的と必要性、日本の救急システムの現状、心肺蘇生法の重要性などを紹介した上で、操作しながらAEDの使用方法を解説。「子供の場合、電気ショックが3分の1になる『小児キースロット』を差し込んでほしい」「AEDのパッドを貼ったら、傷病者の体に触れないこと」などと語った。
その後、人形を相手に職員たちがAEDを操作するなど一連の心肺蘇生法を体験。「分かりますか」と呼び掛けて呼吸を確認、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を繰り返した後、AEDを使ってショックを与えていた。
2013年(平成25年) 3月9日(土)付紙面より
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雅楽器の箏を使った音楽教室が2月28日、鶴岡市立朝暘第二小学校(瀬尾儀雄校長)で開かれた。児童たちが実際に演奏し、日本の伝統音楽に触れた。
この日は生田流松絃会(鶴岡市)の松平美智賀代表ら5人が訪問。4―6校時を利用して教室が開かれ、このうち6校時には5、6年生約60人が参加した。
初めに松平代表らが箏曲「六段」を披露した後、児童たちが実際に箏を演奏した。会員から弾き方や譜面の読み方などについて指導を受け、全員で「さくらさくら」を合奏。校内には箏の音色が響き渡った。演奏後、児童たちは「楽しかったのでまたやってみたい」「箏が好きになった」などと感想を述べていた。
音楽教室は、児童たちから雅楽器ついて理解を深めてもらおうと2009年度から開催している。