2013年(平成25年) 6月20日(木)付紙面より
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鶴岡市の山添高校(御舩明彦校長、生徒92人)で18日、櫛引地域の花・サルビアの植栽作業が行われ、市櫛引庁舎から提供された約90株を生徒たちが力を合わせ校庭の花壇に植えた。
サルビアは旧櫛引町の花で、旧町時代から地域を挙げて目抜き通りや公共施設の花壇などに植えている。同校では今年、芸術探求群コースを選択している2、3年生、合わせて約30人が、学校で購入した黄色い花のメランポジウム約100株とともに植えた。
生徒たちは同校業務員の指導で、校庭の花壇に張られたビニールマルチに空き缶で穴を開けた後、高さ約30センチほど上部に花をつけたサルビアなどを一本一本丁寧に植え、ホースで水をたっぷりと与えた。
担当教諭は「学校祭(来月5、6日)まで見頃になれば」と話していた。
2013年(平成25年) 6月20日(木)付紙面より
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子育て中の女性を対象にした「再就職準備講座?これからの私のライフプランを考える」が19日、鶴岡市の東北公益文科大大学院で開講した。結婚や妊娠を機に退職した女性たちがワークショップを通じ、過去を振り返って「もやもや感」を自分なりに整理するなどした。今後11月まで計7回の講座でパソコンの基礎や社会人としてのマナーを学び直すなどして、再就職に向けたステップとする。
庄内地方の子育て団体やNPO、東北公益文科大などでつくる「庄内地域子育て応援協議会」(会長・伊藤眞知子同大教授)が昨年度に続き、県の支援で開いた。子育てのため退職した女性が再就職しようとしても、「仕事の技術や知識が低下し、ついていけないのでは」「対人関係が心配」などの不安から尻込みするケースが多いという。講座ではそうした不安に寄り添い、新しい自分を発見しながら就職活動に無理なく踏み込んでいけるよう心構えと知識を学ぶ。
初回のこの日は鶴岡市内の女性3人が受講。自己紹介の後、同協議会が独自に考案したワークシートを使ったワークショップに取り組んだ。シートは、就職や結婚など人生の出来事、その時々の気持ち、自分が得たもの(資格、特技、強み、人とのつながりなど)などを書き込むもので、不安や不満の原因を意識化しながら、自分の長所や周囲とのつながりを肯定的に捉えていく形になっている。
書き終えた時点で、伊藤教授が補足的に解説。「子育て中、仕事から離れていても、段取りを組んだり、調整能力などの力がついている。ゼロやマイナスからの出発ではないと自信を持って。○○さんの奥さん、○○ちゃんのママでなく、固有名詞の自分を取り戻すため、まず自分の時間と空間を持ち、関心あることをやってみて」と訴えた。
参加者は「過去を振り返り、いろいろなことをやってきたと思ったら、少し軽くなった」「結婚後、自分のことだけ考えたのは初めてかも」など感想を語った。
次回は来月17日午前10時から、同会場で働く女性と語り合う。受講は無料、託児もある。問い合わせは協議会事務局(伊藤眞知子研究室内)=電090(6850)7527、電子メール=shonaikosodate@gmail.com=へ。