2013年(平成25年) 6月22日(土)付紙面より
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鶴岡南高と鶴岡工高の両校が誇りを懸けて、野球とサッカーで対戦する伝統の「第58回鶴岡南VS鶴岡工業定期戦」が20日、鶴岡ドリームスタジアムと小真木原陸上競技場で行われた。野球は中盤までリードを許した鶴岡南が最大4点差をひっくり返し11―9で3年ぶりの勝利。サッカーも7―4で鶴岡南が2年連続の勝利となった。
野球は初回、鶴岡工が2点を先制したが、その裏に鶴岡南が相手守備のミスに乗じて4点を返した。3回に1点差とした鶴岡工は5、6回で計6点を奪い一時は4点まで点差を広げたが、6回裏に鶴岡南は2死満塁で佐藤遥平が走者一掃の三塁打を放つなど、一挙5点を奪い逆転に成功した。鶴岡南は8回にも1点を加え、7―9回の守備は主戦の武田宗大が鶴岡工打線を抑え、3年ぶりの勝利を手にした。
一方、サッカーは序盤、互いに1点ずつ取り合った後、鶴岡南が前半26分にFW長谷川史弥、同31分にFW竹田幹人、同36分にMF富樫伸久と10分間で3点のゴールラッシュ。その後、両チームとも1点ずつを加え鶴岡南5点、鶴岡工2点で前半を折り返した。
後半10分に鶴岡工がFW阿部源のゴールで1点を返したが、鶴岡南は富樫伸久のハットトリックなどで後半も2得点。鶴岡工は同25分にDF木村拓瑞が4点目を挙げたが追い付けなかった。
2013年(平成25年) 6月22日(土)付紙面より
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酒田市の県立酒田光陵高校(中山英行校長、生徒1246人)は20日、学校周辺に広がるクロマツ林で、枯れ枝拾いや除草などの森林ボランティア活動を全校で繰り広げた。
活動を通して地域の歴史を学ぶとともに、社会に貢献して地元の一員としての自覚を高める狙い。同校に統合した市内4高校のうち、酒田中央や酒田北などは定期的に全校森林ボランティアを行っていた。光陵高でもその伝統を引き継いだ。
この日は5、6校時に実施。1年生は校地北側一帯に広がる「万里の松原」、2年生は西側の光ケ丘公園周辺の枯れ枝とごみ拾い、3年生は校舎北隣の「くつろぎ広場」の除草に精を出した。このうち1、2年生は、拾った枯れ枝をブルーシートに集め、校舎近くの駐車場まで運搬。しばらくすると枯れ枝が小山のようになった。
ともに1年生の諏訪唯菜さん(16)と藤井美咲さん(15)は「学校にあった写真を見て、統合前の先輩たちがこのボランティアに取り組んでいたのは知っていた」とした上で、「虫がいっぱいで大変だったけど、森に恩返しするつもりで頑張った」と話していた。