2013年(平成25年) 6月9日(日)付紙面より
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鶴岡市の常念寺保育園(渡邊成孝理事長、園児139人)で8日「花まつり」が行われ、華やかな衣装に身を包んだ園児たちが稚児行列を披露した=写真。
花まつりはお釈迦様の誕生を祝う仏教行事。本来は4月8日に行われるが、同園では入学式などの行事が重なる4月を避けて6月に実施。1952(昭和27)年の開園以来毎年行っている。
稚児行列には年長児30人が参加。華やかな衣装や化粧で着飾った園児たちは鈴を鳴らし、色紙を道にまき、白象の山車を引きながら同保育園を出発。常念寺本堂までの約150メートルの道をゆっくりと歩いた。小雨が降る天候にもかかわらず、沿道には大勢の保護者が訪れ、わが子の晴れ姿に「かわいいね」と笑顔で写真を撮っていた。
園児たちは本堂で花や甘茶を供え、花まつりの話を聞いたりしたあと、同園で陶芸教室や会食を楽しんだ。
2013年(平成25年) 6月9日(日)付紙面より
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庄内町に初夏を告げる「あまるめ植木金魚まつり」が8日から同町余目のアピア駐車場で始まった。初日から、庄内金魚を求めて足を運んだ地元や県外のファン、家族連れなどでにぎわった。
あまるめ植木金魚まつりは、庄内地方独特の「庄内金魚」を町内外に広くPRしようと毎年6月の第2日曜日前後、5日間にわたり開かれている。44回目の今年は、金魚の露店2軒をはじめ、数多くの植木販売、金魚すくい、たこ焼きなどの露店が軒を連ねた。
初日の8日は午前中から買い物客が金魚の泳ぐ水槽前で足を止め、「ひらひらときれいだのー」と品定めする姿が見られた。また、店主に「酸素の入れ方は」「金魚が飛び出さないよう、水槽にふたをした方がいいのか」と飼育方法を尋ねる親子連れもいた。
鶴岡市添川から訪れた70代夫婦は「毎年買いに来るのを楽しみにしている。今日は8匹ほど購入した。自宅の池に放すつもり。庄内金魚はとてもきれいで丈夫」と話していた。
また、露店の60代店主は「近年は、リュウキンをルーツにするタマサバと庄内金魚を掛け合わせた庄内タマサバが人気。純粋な庄内金魚は、100―300円の手頃な値段のものがよく売れる」と話していた。
まつりは12日まで。8、9日に駐車場東側でバッテリーカーの乗車コーナーが設置されるほか、10日に観賞魚の品評会、11日に観賞魚展示、12日に植木や鉢物の剪定(せんてい)講習会が開かれる。