2014年(平成26年) 10月25日(土)付紙面より
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真っ赤な花をつけたようなミョウガが酒田、鶴岡で相次いで見つかった。赤い部分は花弁のように見えるものの、実は“実”とのこと。「まず、おぼげだ。こういうものがあるなんて」「白い花はよく見るが赤い花は初めて見た」と発見した人たちは驚いた様子で話している。
見つけたのは、酒田市新堀の両羽漁業協同組合代表理事、阿部興治さん(80)と、鶴岡市新形町の荘内竹道会会長、長谷川浩見さん(79)。阿部さん方の庭では夏から秋にかけてミョウガが自生。今月17日夕、庭の手入れをしていた際に赤い花をつけたようなミョウガ2つを発見。一方、長谷川さんは16日、車を運転中、鶴岡市菅野代の国道345号で道端に白い花に交じって赤い実をつけたミョウガが自生しているのを見つけた。
花が咲く前に収穫されることの多いミョウガ。「ミョウガには白い花が咲くはず」と不思議に思った阿部さんが、孫にインターネットで調べてもらったところ、赤い部分は実と判明し、仮に花が咲いても実をつけること自体が珍しいという。阿部さんは「80年生きてきたが、こんなものを見るのは初めて」、長谷川さんは「鮮やかな赤い色が目に付いた。びっくりした」とそれぞれ話した。