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2014年(平成26年) 2月12日(水)付紙面より

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今年の人気は? チョコ 悩む時間も楽しい

 14日のバレンタインデーを前に、庄内の菓子専門店やショッピングセンターにはさまざまなチョコレートが並び、大勢の女性客でにぎわっている。

 鶴岡市錦町のエスモールでは1階「光の広場」に特設会場「バレンタイン・スクエア」を設け、300種類以上のチョコレートを販売している。会場にはベルギーの老舗チョコレートメーカーや国内トップメーカーをはじめ、地元の菓子店やレストランの商品など幅広いジャンルのチョコレートやマカロン、ケーキなどが並んでいる。値段は100円から4000円ほど。

 同店の担当者は「小学生から70代くらいまで幅広い年齢層の女性が購入している。ここ数年は特に年配の女性の間で友達やクラブの仲間に感謝の気持ちを込めて配る『友チョコ』に人気が集まり、中高生は手作り派が多くなっているようだ」と話していた。

 11日はオープンとともに女性客が次々と足を運び、商品の前で足を止めてじっくり考えたり親子で一緒に選んだりと、家族や友達、恋人に贈るチョコレートを選んでいた。4歳の長女と共に訪れた鶴岡市黒川の40代女性は「長女がおじいちゃんと伯父さんにあげるチョコレートを選びに来た。いろいろあって目移りしてしまう」と笑顔で話していた。

たくさんのチョコレートが並ぶ会場に多くの女性客が訪れにぎわっていた=鶴岡市、エスモール
たくさんのチョコレートが並ぶ会場に多くの女性客が訪れにぎわっていた=鶴岡市、エスモール


2014年(平成26年) 2月12日(水)付紙面より

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下山添八幡神社 「鬼やらい」復活へ

 鶴岡市下山添の八幡神社(佐藤信弘宮司)で、伝統の厄よけ行事「鬼やらい」の本格的な復活に向けた準備が進められている。明治初めごろから途絶えていたが、2012年から復活に向け試行しているもので、今年が復活3年目。9日には同神社でリハーサルが行われ、子供たちが「やっせー、がだがだ」と勇ましい掛け声で柳の枝を床に打ち付けた。

 同神社は大同元(806)年創建の古社。一説には出羽三山を開いた蜂子皇子が羽黒山に向かう途中に立ち寄り、勤行した聖地ともいわれる。所領した武藤家、最上家、酒井家にそれぞれあつく信仰され、流鏑馬(やぶさめ)用の馬や社号額などさまざまな寄進を受けている。明治11(1878)年には鶴ケ岡城跡にあった鶴ケ岡神社の社殿を八幡神社に移築。昭和44(1969)年に旧藩校致道館(同市馬場町)に孔子聖廟として移築されるまで拝殿として使われた。

 鬼やらいは氏子たちが近年、神社史の復刻作業を行う中で、文献でその伝統を知った。正月3日の未明、村人が長さ3尺(約90センチ)ほどの柳の枝を持ち寄り、拝殿の柱に打ち付けた。三つまたに分かれると吉とし、家の神棚などに飾ったとされる。

 旧拝殿の柱には、柳の枝を打ち付けた跡があったといわれる。しかし、明治11年に鶴ケ岡神社が移築されて以降、途絶えていた。

 氏子たちはこの伝統を復活させ、後世に伝えていこうと、現在も受け継がれている酒田市市条の八幡神社に見学に行くなどして2012年から、3月の初穂祭の時に試行している。

 3年目のリハーサルの9日は、下山添地区の児童3人が同神社に訪れた。氏子の石向誠一さんから「一年の厄を払う意味がある」など解説を聞いた後、子供たちは「やっせー、がだがだ」と酒田市市条に倣った掛け声とともに、柳の枝を力いっぱい床の角材に打ち付けた。

 石向さんは「地域の財産、気持ちのよりどころとして神社を大事にしてもらえれば」、佐藤宮司は「地域の歴史や文化を伝える素晴らしいものとして受け継いでいってほしい」と話した。

 今年の鬼やらいは、3月9日午後2時からの初穂祭終了後に行われる予定。

「やっせー、がだがだ」と枝を打ち付ける子供たち
「やっせー、がだがだ」と枝を打ち付ける子供たち



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