2014年(平成26年) 2月13日(木)付紙面より
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鶴岡市立朝暘第二小学校(瀬尾儀雄校長、児童438人)で11日、同校児童によるスクールバンドコンサートが開かれた。児童たちが日頃の練習成果を発揮し、堂々と演奏を披露した。
同校は課外クラブ活動としてスクールバンドに力を入れている。本年度は4―6年の児童53人が、週1回の練習時間のほか毎日の朝練習など日々研さんを積んでいる。コンサートは一年の活動成果を発表するとともに日頃お世話になっている地域の人へ感謝の気持ちを表そうと毎年この時期に開いている。
この日は保護者や地域住民など約300人が会場となった同校体育館に詰め掛けた。コンサートは3部構成で行われ、第1部は同クラブメンバー全員演奏の「喜歌劇『メリー・ウィドウ』セレクション」で幕開け。1月に行われたアンサンブルコンテスト県大会で金賞を受賞した木管八重奏や打楽器六重奏などが披露された。
第2部では鶴岡第三中の吹奏楽部が賛助演奏。同スクールバンドとの合同演奏も披露した。第3部は同小スクールバンドがテレビドラマの主題歌やアニメソングなどを演奏。ポンポンを持ってダンスを披露するなど会場を盛り上げた。客席の保護者や地域住民、友人たちは一曲披露されるたびに盛大な拍手を送っていた。
2014年(平成26年) 2月13日(木)付紙面より
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酒田市山元の旧阿部家(市指定文化財)で11日、小正月行事が繰り広げられ、子供たちがナシだんご作りや雪中田植え、廿日灸(はつかきゅう)など、地元に伝わるさまざまな風習や昔の遊びなどを体験した。
旧阿部家は1690(元禄3)年に建てられた肝煎(きもいり=名主)の住宅。江戸時代中期以降の農村の暮らしを知る貴重な建物として、旧平田町が1984年に文化財指定した。89年に修復し、その後は一般公開している。
小正月行事は、地域の伝統文化をみんなで楽しみながら受け継いでいこうと、「旧阿部家の四季を楽しむ会」(長谷部善也会長)が毎年この時期に開催。29回目のこの日は、市内全域から小学生や園児、保護者ら約50人が参加した。
午前中は、同会メンバーや平田地域の高校生ボランティア「エンジョイタイム」の4人に手伝ってもらいながら餅つきやナシだんご作り。雪が積もった空き地を田んぼに見立て、稲わらと豆殻の束を手植えして豊作を祈る雪中田植えを行ったほか、そり滑りなど雪遊びに興じた。
雑煮餅の昼食を取った後、一年間の無事を祈って正月の20日にこのお灸を据えたことが名前の由来という廿日灸を体験。ソフトボール大に丸めたもぐさを皿の裏に盛り、火を付けてから頭や肩、おなか、足などをさすって無病息災を願った。