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2014年(平成26年) 2月15日(土)付紙面より

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親も苦しみ悩みさらけ出して 教育ジャーナリスト・青木さん講演

 教育ジャーナリストの青木悦さん(福島市)の講演会が13日、鶴岡市総合保健福祉センターにこ・ふるで開かれ、子育て中の親などがいじめや虐待防止に向け、「親は苦しみ悩む生身の人間の姿を子供にさらけ出して」など家庭や社会でできる対策などを学んだ。

 子供の虐待防止プログラムを展開している「CAP(キャップ)庄内」(菅原貴子代表)が荘内銀行ふるさと創造基金の助成を受けて開催。庄内各地の子育て中の親や保育、教育関係者ら約80人が参加した。

 青木さんは「今、親と子どもの居るところ?いったい何がおきているのか 親と子どもを追い詰めているもの」と題して講演。いじめを受けた子供の多くが、そのことを親に話さない理由について「子供は親を悲しませたくないと思っている。子供は自分が弱いからいじめられると思っている。特に男の子は、親が『強くあれ』と育てるので、子供が『助けて』と言うのを封じている」と、親が知らず知らずに子供を追い詰めている実態を指摘した。

 親についてはさらに「目の前にいるわが子のことを分かろうとせず、自分が理想的につくり上げた『幻の子供像』と比較し、子供にないものばかり探し求める。親の期待の大きさに子供はつぶされそうになっている。親の役割は教育者ではなく、子供の逃げ場になることでは」と訴えた。そして、「子育てに正解はない。親が変われば子供も変わる」として、「親自身が今を生きる生身の人間として苦しみや悩みをさらけ出すとき、子供も話をする。立派な親のふりはいらない。正直に生きる家族であってほしい」とした。

 また、自身が、父親の暴力にさらされ自死を思いながら育つ中で、会うたび「よく頑張っているな」と言葉を掛けてくれた教師がいたことを挙げ、「私を見ててくれる人がいたので、自殺はできなかった。先生は若くして亡くなったので、感謝は伝えられなかった。先生や親は、すぐに評価の言葉が届かない存在では」と、報われることを信じ子供に向き合っていく大切さを説いた。

青木さん(左奥)の講演で子育てについて学んだ
青木さん(左奥)の講演で子育てについて学んだ


2014年(平成26年) 2月15日(土)付紙面より

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鶴岡で面接会 ワークチャンス 各企業の説明熱心に聞く

 就職面接会「ワークチャンス2014春・鶴岡」が13日、鶴岡市のマリカ市民ホールで開かれた。一般求職者を中心に就職希望者が足を運び、各企業のブースを巡って担当者の説明を聞いた。

 鶴岡食文化創造都市推進協議会(会長・榎本政規鶴岡市長)、鶴岡公共職業安定所(ハローワーク鶴岡、佐藤民夫所長)の共催。毎年秋と冬の2回開催している。

 同職安によると、昨年12月の管内の有効求人倍率は前年同期を0・13ポイント上回る1・05倍。「昨年7月以降、管内の有効求人倍率はぎりぎりで1倍に届かない状態が続いたが、ようやく12月に超えた」とする一方、「雇用の流動化、仕事の多様化、景気回復の波が地方に波及していないなど多くの要因がある中で、企業側は採用意欲があるものの正社員雇用に慎重な姿勢が続いている」(同職安)という。

 また、管内の新規高卒予定者の昨年12月末現在の就職内定率は、前年同期を2・2ポイント上回る95・0%。就職希望者のうち26人(うち県内希望者23人)が未内定となっている。

 こうした状況の中、今回の面接会には一般求職者を中心に106人(男性61人、女性45人)が参加。求人側は建設4社、製造6社、卸・小売5社、保険4社、医療介護8社、サービス業(旅館・ホテル含む)9社の計36社がブースを出し、パートを含めた総求人数は156人だった。

 求職者は興味のある企業ブースを巡り担当者から業務内容や会社概要などの説明を受けていた。酒田市在住の男性(21)は「目的の企業の話を聞けたので満足。入社したい気持ちが強まったので実りのある説明会だった」、鶴岡市在住の女性(27)は「以前勤めていた会社と全く違う業種へ転職したいと考えている。正社員として採用してもらえるよう頑張る」とそれぞれ話していた。

一般求職者を中心に、各企業・事業所の人事担当者の説明を聞いた
一般求職者を中心に、各企業・事業所の人事担当者の説明を聞いた



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