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2014年(平成26年) 2月16日(日)付紙面より

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雪遊び寒いけど楽しい 酒田・松陵小と沖縄・国頭村児童が交流

 酒田市内の海岸に流れ着いた瓶に入った手紙が縁で、同市の松陵小学校(佐藤弘校長)と交流している沖縄県国頭村(くにがみそん)の児童が、14日から2泊3日の日程で庄内地方を訪問。児童たちは初日午後に松陵小を訪れ、相互に交流を深めた。

 瓶入りの手紙は1974年、同村の佐手中学校2年(当時)だった女性が本土復帰への思いを書き、海に流したもの。同市古湊の故高山石之助さんが同年に拾って保管していたが、高山さんの孫、新一さんが2001年、沖縄に行って瓶を女性に手渡した。これがきっかけで新一さんの母校の松陵小と同村の佐手小が交流することになり03年2月、当時の校長同士が相互訪問。児童は文通を続け、佐手小児童は06年3月に一度、松陵小を訪れている。

 今回の訪問は、村教育委員会が「児童雪国等体験派遣事業」と銘打ち企画。一行は前回訪問時に佐手小校長だった小橋川春武教育長を団長に、村全域の小学5年生44人と教職員10人。空路で14日午後に庄内入りした後、バスで松陵小へ。体育館で行われた歓迎式に引き続き、同校5年生47人と共にグラウンドで雪遊び体験。中には初めて雪を見たという児童もおり、その感触を味わいながらそり滑りや雪合戦を楽しんだ。

 一行は15日、鶴岡市の羽黒山スキー場でスキー体験。同日は同市に宿泊、16日に東京に移動して帰途に就く予定。

雪の感触を味わいながらそり滑りを楽しみ歓声をあげる沖縄の児童
雪の感触を味わいながらそり滑りを楽しみ歓声をあげる沖縄の児童


2014年(平成26年) 2月16日(日)付紙面より

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迫力満点の大見え 熱演に大きな拍手 酒田・黒森歌舞伎正月公演

 酒田市黒森地区に伝わる農民芸能・黒森歌舞伎の正月公演が15日、同地区の日枝神社常設演舞場で上演された。演目は少年歌舞伎が「菅原伝授手習鑑(てならいかがみ)」、本狂言が「伽羅(めいぼく)先代萩」で、市内外から訪れた大勢の見物客が伝統芸能を満喫した。

 黒森歌舞伎は江戸時代中期の享保年間(1716―35年)から地区民が受け継いできた農民芸能。寒さ厳しい毎年2月中旬に上演されることから「雪芝居」とも呼ばれる。

 今年の本狂言「伽羅先代萩」は、仙台・伊達家の家督争いで知られる「伊達騒動」を劇化したもので、わが子を犠牲にして幼君を守った乳人(めのと)の政岡の話は有名。正月公演としては1999年以来、15年ぶり6回目の上演となった。地元・黒森小児童が演じた少年歌舞伎は「菅原伝授手習鑑」のうち「吉田社頭車引の場」。「松王丸」「梅王丸」「櫻丸」は迫力満点、大見えを切ると観客からは拍手が送られた。

 この日は時折、あいにくの雨となったが、見物客たちは冷たい雨をものともせず、役者たちの力強い姿に見入っていた。17日正午からも同じ出し物が上演される。

これまでの稽古の成果を発揮して迫力ある演技を披露する黒森小児童たち=15日
これまでの稽古の成果を発揮して迫力ある演技を披露する黒森小児童たち=15日



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