2014年(平成26年) 2月18日(火)付紙面より
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「眺海の森感謝祭」が16日、酒田市土渕の松山スキー場「外山ロッジ」周辺で開かれた。小学生以下が対象の「スキー初めて体験」、かんじきを履いての雪中ウオーキング、そり滑り、花ポットのプレゼント、お楽しみ抽選会など多彩なイベントを開催。幅広い年代が冬の一日を楽しんだ。
酒田観光物産協会松山支部(池田一喜支部長)が、日頃の利用に感謝するとともに冬季の地域活性化イベントとして毎年開いている。この日は午前9時から午後5時まで、中学生以下を対象にリフトを無料にしたほか、同じ時間帯でロッジそばの温泉宿泊施設「さんさん」の風呂を100円で楽しめるようにした。
毎回好評の「スキー初めて体験」には庄内一円の4歳から小学6年生まで30人が参加。ロッジ前の広場を会場に松山スキー学校講師の指導で準備運動から始め、最初はスキー板を片足だけ、次いで両足に装着して滑らせる練習を行い、ストックの使い方などを学んだ。強風の影響もあり、中には何度も転んで指導員に助け起こされる子も。周囲には歓声と悲鳴が響いていた。
2014年(平成26年) 2月18日(火)付紙面より
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鶴岡市加茂の妙定寺(守山正純住職)で16日、「ヤクヨケ豆マキ大祈祷(きとう)会」が行われた。県内外から詰め掛けた信者たちが、豪快にまかれる福豆を浴びて厄を落とすとともに健康や家内安全を祈った。
大祈祷会は毎年、日蓮上人の誕生日の16日に行っている。豆まきは上人が佐渡へ流罪となった際、大蛇が島民を苦しめていると知り、上人が経文を書いた小石で大蛇を退治したという逸話が由来。この日は、あらかじめ100日間にわたって経を込めた豆が約600キロ用意された。体に当たると厄が払われ、食べると御利益があるとされる。
大祈祷会には県内外から約300人の信者が参列。初めに「お上人」と呼ばれる僧侶たちが境内で冷水を浴びて身を清めた後、本堂で祈祷を行い、参列者の健康や家内安全、商売繁盛などを祈願した。
続いてお上人たちが「南無妙法蓮華経」と唱えながら升に入った豆や紅白の餅などを豪快にまいた。参列者たちは「こっちこっち」と持参した風呂敷やビニール袋を大きく広げ、豆などを全身に浴びながらかき集めていた。