2014年(平成26年) 2月19日(水)付紙面より
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親子で人気アニメ「ガンダム」のプラモデル(ガンプラ)を作り、ものづくりに親しむイベントが16日、鶴岡市宝田二丁目の自動車部品・輸入雑貨販売店ARROWS庄内中央店で開かれた。
全国では山梨市がものづくり教育の一環でプラモデル作品展を開くなど、プラモデルを教育に取り入れる動きがある。今回は、ガンプラ専門店でもある同社が本業を生かし、子供たちのものづくりへの関心を高めようと、昨年10月に同市三瀬での野外イベントに続いて企画した。
親子連れやガンプラファンの大人が次々に訪れ、ガンプラを購入。お互いに教え合うなど、和やかな雰囲気の中で組み立て、ペイントし、背景と合わせたジオラマに仕立て、撮影まで行った。
同社の金野隆行社長(37)=鶴岡市稲生二丁目=は「日本は自動車産業をはじめものづくりの国だが、最近の子供たちのものづくりへの関心は薄れている。幼い頃から手先を動かすことで脳が発達するともいわれる。親子で交流を深めながら興味を持ってもらえれば」と話した。
異業種の仲間が軽食販売やプラモデル作りの指導、撮影など運営を支援し、イベントを盛り上げた。
2014年(平成26年) 2月19日(水)付紙面より
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今春地元企業に就職する高校3年生を対象にした「新社会人の基礎講座」が17日、鶴岡市の庄内産業振興センター研修室で開かれ、ビジネスマナーの基本などを学んで入社に備えた。
就職が内定した高校生たちから入社前に企業人としての基本を習得してもらおうと、鶴岡市と庄内地域産業振興センターが「新社会人スタートセミナー」と題して8年前から実施している。基礎講座のほか「コミュニケーションスキルアップ」「実践的ビジネス・接客マナー」「製造・生産現場の基礎」の各講座があり、就職先の業態に合わせ複数の講座を受講する生徒も多い。
このうち入門編となる基礎講座は仙台市の教育支援事業会社・メルサのキャリアカウンセラー、鈴木奈智子さんが講師を務め、17、18日の2回に分けて行われた。
初日の17日は鶴岡工業、鶴岡中央、加茂水産、鶴岡東など各高校から44人が参加。社会人としての心構え、企業が求める人材の要素、あいさつや言葉遣い、職場のコミュニケーションの重要性などを学んだ。鈴木さんは「4月からは高校生ではなく会社の一員として責任を負う社会人。そのことを強く意識して」「最初からうまくはいかない。先輩から指示を受けるときは必ずメモを用意し、分かったふりで簡単に『はい』と言わず、質問する」「入社までに何か1つでも苦手なことを改善する」など助言していた。