2014年(平成26年) 2月2日(日)付紙面より
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酒田市の松原小(鈴木教正校長)で31日、「きらやか銀行出前授業」が行われた。6年生98人が同行酒田支店(福山雅一支店長)の足達ひとみさんから、銀行の役割や行員の仕事などについて勉強。また、本物の1万円札1万枚が入ったジュラルミンケースを持ち上げ、「1億円」の重さを体感した。
今回の出前授業は、▽お金を大事に使おうとする態度を育む▽銀行、行員の仕事に理解を深め、夢や希望を膨らませる―を目標に、総合学習の時間を活用して開講。退職校長で組織する県教育共励会の飽海地区(冨樫春夫理事・事務局長)が同校と同行を仲立ちした。
子供たちはこの日、教員の問い掛けを通してお金の大切さを再確認。続いて行員歴20年という足達さんが、家庭、銀行、会社間のお金の流れを説明した。また、▽お金を預かる▽お金を貸し出す―ことが行員の仕事とし、「銀行員はお客さんと一緒に悩みながら夢の実現のお手伝いをする、本当にやりがいのある仕事」と語り掛けた。
その後、同支店から運んできた「1億円」の重さを身をもって体験。100万円の束が100個詰められたケースのふたが開けられると、子供たちは興奮して「うおーっ」と声を上げ、札束だけで10キロあるケースを一人一人が持ち上げた。
2014年(平成26年) 2月2日(日)付紙面より
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全庄内スキー選手権大会が1日、酒田市松山スキー場で開幕した。この日は大回転競技が行われ、庄内一円の小学1年生から成人まで計72人がエントリー。ゲレンデに設定された赤と青の旗門を巧みにクリアし、ゴールを目指した。
今年で66回を数える伝統の大会。小学生低学年男女(1?3年生)、同高学年男女(4?6年生)、中学生男女、高校生男女、成年男子A(30歳まで)、同B(31?60歳)、同C(61歳以上)、成年女子の各クラスで初日に大回転、2日目に回転競技を実施し、それぞれ2回の試技の合計タイムで順位を決める。
1日は無風で薄日が差す絶好のコンディション。開会式では丸山至副市長があいさつし、地元・松山中の阿部克海君(2年)が選手宣誓した。
競技は午前10時すぎ、小学生低学年女子の部を皮切りに開始。カラフルなスキーウエアに身を包んだ選手たちは、電子音を合図にスタート台から次々と飛び出すと、友達や家族、大会関係者らの「行けーっ」「もっとこげ」といった声援を背に果敢に旗門を攻め、素早くエッジを切り替えながら急斜面を滑走。風圧を最小限に抑えようと、背中を丸めるクローチングスタイルを組んでゴールを目指していた。