2014年(平成26年) 5月3日(土)付紙面より
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鶴岡市由良で新たな地域づくりを目指す「ゆらまちっく戦略会議」(齋藤勝三会長)が主催する「漁村体験」の本年度の受け入れが始まった。4月30日から2泊3日の日程で、本年度初の受け入れとなった仙台市の大沢中学校(渡邊誠校長)の2年生125人が野外活動として同地域に滞在し、漁村文化を学んでいる。
漁村体験は漁村文化を学んでもらうとともに由良の魅力である自然や日本海の恵みの食、由良の人の温かみなどを満喫してもらおうと2011年から行っている。
1日午前は生徒たちが宿泊する民宿の手伝いや地引き網体験などを行い、午後からは、イカの一夜干し作り、貝殻クラフト、ジェルキャンドル作り、釣りの4班に分かれて活動。このうち、一夜干し作りには約30人が参加。地域の女性たちから「包丁はしっかり持って」「内臓をつぶさないように取って」などとアドバイスを受けながら内臓や目、口を取り除き、水洗いして金網に並べた。
生徒たちは2日、刺し網漁の体験や造船所の見学などを行い、帰途に就く。
2014年(平成26年) 5月3日(土)付紙面より
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商船三井(本社・東京都港区)の外航クルーズ客船「にっぽん丸」(番留誠船長、2万2472総トン)が2日朝、酒田市の酒田北港古湊埠(ふ)頭(とう)に入港した。
同船は全長166メートル、全幅24メートルで1990年に竣工(しゅんこう)。最大で524人の乗客を迎え入れることが可能で、船内に全天候型の開閉式プール、2層吹き抜けの大ホール、展望浴場などがあり、日本を代表する外航客船。今回は「ゴールデンウイーク日本1周クルーズ」として360人を乗せ先月25日に東京港を出航、今月6日までの12日間で日本を1周する。
酒田への寄港は昨年9月以来。午前9時の着岸を前に、同船が姿を現し始めた同8時半ごろから同市の太鼓道場・風の会が演奏を披露したほか、アテネ幼稚園(齊藤友美園長)の園児たちが酒田のシンボル・大獅子を引き回して歓迎。入港式典では丸山至副市長が「心から皆さんを歓迎する。良い思い出を多くつくって」と述べた後、酒田舞娘(まいこ)らが番留船長らに花束を手渡した。
式典終了後、乗船客は出羽三山参拝などのオプショナルツアーに出発。船内では残った乗客を対象にした傘福の製作体験教室、市民向けの見学会が行われ、ひとときを楽しんだ。同船は2日午後5時、次の寄港地・江差港(北海道)に向けて出発。