2014年(平成26年) 5月4日(日)付紙面より
ツイート
酒田市田沢地区の薬師神社本殿から胎蔵山(標高729メートル)山頂の同神社奥の院まで、ご神体の薬師如来像を背負って運び上げる「ご神体背負い上げ」が3日行われ、この1年間の健康などを祈った。
胎蔵山は約1200年前に弘法大師が開山し、古くから信仰の山として親しまれてきたという。神社本殿は以前、山頂にあり、中にご神体として薬師如来像を安置していたが、100年ほど前に盗難に遭った。
地元で地域活性化に取り組んでいる「胎蔵ロマン会」の岩間政幸会長らによると、新しいご神体(混合銅製、高さ約40センチ、重さ約20キロ)を造る際に「地区民の目が届く所に置こう」と、麓の八森集落に本殿を移築。旧本殿は奥の院とし、それからはご神体を山頂まで運んで奥の院に安置し、参拝して健康などを祈願している。
同神社の例祭日に合わせて長く5月8日に実施していた。近年は、地区民らがより参加しやすいようにと祝日の3日に行っている。今年は地区民はじめ庄内一円から約40人が参加。午前7時に同神社本殿で祈願した後、2キロ余り離れた胎蔵山登山口まで車で移動した。
ご神体を納めた木箱を最初に背負ったのは地元・田沢地区の石川一秀さん(58)。一行は快晴の下、山桜が満開で新緑が芽吹き始めた登山道をゆっくりと歩き、背負い役を交代しながら残雪の奥の院を目指した。
2014年(平成26年) 5月4日(日)付紙面より
ツイート
鶴岡市の京田小学校(佐藤典子校長、児童82人)で2日、京田地区鶴亀老人クラブ(佐藤年繁会長)がグラウンドゴルフクラブの指導を行った。子どもたちが地区のお年寄りからルールを習うなどして交流した。
同校では4―6年生が5つの活動の中から好きなものを選んでクラブ活動を行っている。5―7月と9―11月の前期後期に分けられ、月2回ほど活動する。老人クラブによるグラウンドゴルフの指導は5年ほど前から毎年行われている。
初日の2日はクラブの児童8人をはじめ老人クラブの会員、先生など約20人が参加。初めにお互い自己紹介をした後、児童2人とお年寄り2、3人のチームをつくって練習した。児童たちはお年寄りから「そっとそっと」「横から打って」などとアドバイスを受け、ボールがホールポストに入ると「やったー」と歓声を上げて楽しんだ。