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2014年(平成26年) 5月5日(月)付紙面より

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丸ごと「小鯛だし」販売始まる

 鶴岡市由良で新たな地域づくりを目指す「ゆらまちっく戦略会議」(齋藤勝三会長)らが開発した新特産品「小鯛だし」の試飲販売会が4日、同市布目の庄内観光物産館(五十嵐紳代表執行役員)で行われ、販売が始まった。

 小鯛の有効利用や魚食の普及、地域活性化などを図ろうと同戦略会議と鶴岡食文化創造都市推進協議会(会長・榎本政規市長)が、焼いて骨ごと砕いて粉末にしただしを開発した。

 この日は同戦略会議海鮮レディースのメンバー2人が、だしとしょうゆで味付けしたスープを作り、大型連休で詰め掛けた行楽客たちへ「小鯛だしのスープです」「おいしいですよ」と勧めた。試飲した人たちは「おいしい」「懐かしい味」と早速買い求める姿も。

 小鯛だしは50グラム650円で販売。今後は市内の産直などでも販売する予定。

海鮮レディースたちが小鯛だしの試飲販売を行った
海鮮レディースたちが小鯛だしの試飲販売を行った


2014年(平成26年) 5月5日(月)付紙面より

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雪深い月山へ 羽黒町手向 行人20人が「春山代参」

 鶴岡市羽黒町手向地区の伝統行事「春山代参」が4、5の2日間の日程で行われ、手向11集落の20人が白装束の代参者「行人(ぎょうにん)」となり、雪深い月山に登った。

 月山、湯殿山、羽黒山の出羽三山を登拝し、山の神を田の神として下ろす行事。かつては八十八夜の前日夜に手向を出発し、月山頂上を経て湯殿山に下り、さらに8・5合目まで取って返し、神の依(よ)り代であるシャクナゲやゴヨウマツなどの「お花」を切り、2合目(大満)の小屋に宿泊。翌日朝に羽黒山に参拝して各集落の坂迎え場に行き、「坂迎え祭り」として酒宴を催した。このとき住民に配られるお花は水田の水口に立てると豊作になるとされた。

 現在は毎年5月4、5日に固定。初日は未明に手向からバスに乗り、除雪中の県道月山公園線を行ける所まで行き、その後は雪山を歩き、月山頂上を経て湯殿山まで下る。バスで羽黒山斎館まで戻って1泊。自然保護のためお花は採らず、坂迎え祭りでは出羽三山神社のお札が配られる。

 今年は11集落から数人ずつ、前年にくじ引きで決まっていた行人20人に、羽黒地区山岳遭難救助隊(芳賀竹志隊長)の8人が加わった。山遭隊は雪山訓練を兼ね、6年ほど前から毎年同行している。

 行人らは4日午前3時半ごろ、手向の出羽三山神社社務所をバスで出発。同4時半ごろ、月山5・5合目付近に着いた。東の山際が白み始める中、白装束に竹の金剛づえを手に、リンリンと鈴を鳴らし、固い残雪を踏みしめ頂上へと歩き始めた。

 出発に際し、代参2回目という団長の成田雄男さん(66)=手向・亀井町、自営業=は「落後者が出ないよう、みんなで協力して登りたい」、初参加の齋藤享さん(33)=手向・八日町、会社員=は「集落の代表としてけがなく、無事に帰ってこられるように頑張る」とそれぞれ緊張した表情で話した。

月山5・5合目付近から頂上に向かう行人たち=4日午前4時半ごろ
月山5・5合目付近から頂上に向かう行人たち=4日午前4時半ごろ



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