2014年(平成26年) 6月29日(日)付紙面より
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鶴岡と三川の両少年少女発明クラブが28日、鶴岡市寺田の山形県自動車販売店リサイクルセンターで、自動車の仕組みを学ぶ合同活動を行った。小学生たちがボンネットなどの外装を分解し、ものづくりの楽しさを学んだ=写真。
合同活動は2005年から毎年5、6月ごろに行われており、車の解体体験は地元企業が社会貢献の一環として施設や自動車を提供するなど協力。今回は23人が参加、2グループに分かれ、同センターが用意した普通自動車2台をドライバーやレンチを使って細かな部分のねじを外した。同センターの社員から「この外装はどこのねじで止まっているか考えてみよう」とアドバイスを受けながら、バンパーやボンネット、サイドミラーなどを次々と解体していた。
鶴岡クラブの齋藤悠吾君(10)=朝一小5年=は「自動車の整備も面白そうな仕事。将来の夢がまた一つ増えた」、坂沙梨奈さん(11)=押切小5年=は「車の部品は多過ぎて解体するのが大変だけど楽しい」とそれぞれ話していた。また、同センターでは「子供たちからリサイクル事業に理解を深めてもらえれば。今後も積極的にこうした体験学習を受け入れたい」と話していた。
2014年(平成26年) 6月29日(日)付紙面より
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鶴岡市立加茂水族館(村上龍男館長)で27日、ブラジルで開催しているサッカーワールドカップの決勝トーナメントの展開をクラゲが占った。予選の日本―ギリシャ戦の引き分けを的中させた「クラゲ占い」に、多くの来館者が集まりクラゲの動向を見守った。
クラゲ占いは今月19日にも行われ、最初の2匹が「引き分け」の籠に入った。その後に投入した9匹は日本の籠に2匹、ギリシャの籠に2匹が入り、結局ドローを選んだ形。こうした結果を受け、来館者などから「決勝トーナメントの展開も占ってほしい」という声が高まり、再び占いイベントを実施することになった。
今回はクラゲ展示室「クラネタリウム」内のクラゲ研究所に設置した直径1メートルの円形水槽で行われた。決勝トーナメントに進んだ16チームを2グループに分け、水槽内に放されたカトスティラスという種類のクラゲが決勝に進出するチームを占った。会場には家族連れなどが足を運び、推移を見守った。
1回目はなかなかクラゲが籠に「ゴール」せず、7分後と10分後に1匹ずつ追加投入。開始13分で1匹がチリの籠に入ると見物客から「おおー」とどよめきが起こった。続いて2回目は開始から4分30秒でメキシコの籠に入り、決勝のカードは「チリ―メキシコ」という予想が出された。
1回目の結果に、山形市から来た50代の女性会社員は「日本とギリシャの結果を当てたと聞いて見に来た。チリのチームは全く知らないので予想外だった」と笑っていた。また、奥泉和也副館長は「こんな結果が出るとは驚いた。もし両チームが決勝に進んだら決勝の結果も占う」と話していた。