2015年(平成27年) 6月30日(火)付紙面より
ツイート
今年で30回目を迎えた「みなと酒田トライアスロン・おしんレース」が28日、酒田市の酒田北港周辺で開かれ、北は北海道から南は沖縄県まで文字通り全国から出場したアスリートたちが、スイム(水泳)、バイク(自転車)、ラン(マラソン)のコースで鉄人ぶりを競った。
地元の愛好者らによる実行委員会(八柳宏栄会長)が毎年この時期に開いている。近年は世界U23(23歳以下)選手権日本代表選考会を兼ねた「日本U23選手権の部」も設けられ、全国的な大会として定着しつつある。
今年は10代から80代まで、全国の445人がエントリー。スタンダードディスタンス(スイム1・5キロ、バイク40キロ、ラン10キロの計51・5キロ)では「日本U23選手権」、年齢区分別一般参加の「エイジ」、2―3人による「リレー」の3部、ビギナーや中高生を対象にした「スプリント」(スイム400―500メートル、バイク13・3キロ、ラン3・4キロ)の各競技が行われた。
この日は波が高かったため、スイムはU23(エントリー34人)を除き、エイジとリレーが3・5キロ、スプリントが1・5キロの各ランに切り替えたデュアスロン形式で実施。エイジのバイクでは大勢の観客から「がんばー」などと声援を浴び、出場者たちは港沿いの道で海風受けながら懸命にペダルをこいでいた。
前日の27日には光ケ丘市営屋内プールと周辺で、小中学生を対象にした「第6回ちびっこジュニアアクアスロン」も行われ、27人がスイム100―200メートル、ラン500―1500メートルの2種目で熱戦を繰り広げた。
庄内関係では、エイジの部で長谷川健さん(34)=酒田市=が全出場者の総合で5位、小林恵さん(43)=同=が女子全体で6位、同40―49歳で1位となった。