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2015年(平成27年) 7月1日(水)付紙面より

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県内初トイプードル嘱託警察犬

 酒田警察署(齋藤日出男署長)で30日、嘱託警察犬、指導手に対する嘱託書交付式が行われた。県内で初となるトイプードルの嘱託犬「ポッキー」(雄5歳)をはじめ7頭と指導手3人に対して齋藤署長が交付、「地域の安全・安心には皆さんの力が必要。今後の活躍に期待する」と激励した。

 県警察本部で直接訓練、犯罪捜査などで活躍している直轄警察犬に対し、嘱託警察犬は民間人が所有・管理する犬。能力審査で合格した優秀な犬に県警本部が犯人追跡や行方不明者捜索などの警察活動を嘱託する。齋藤署長によると、同署管内では昨年、行方不明者の捜索、事件捜査などで嘱託犬が51回、今年に入って既に18回出動。「県警本部から遠い本署では心強い存在」(齋藤署長)と信頼も厚い。今回は5月19日に天童市の天童高原で行われた審査会の結果を受けて嘱託。期間は来年6月29日まで。

 県警初となるトイプードル嘱託犬のポッキーは、布に付いた臭いを嗅ぎ分ける「臭気選別犬」。飼い主の柴田淳一さん(68)=酒田市住吉町、会社役員=が生まれたばかりの頃に譲り受け、生後2カ月からトイレ指導のため同市浜中のモガミリバー犬舎=阿部良一所長(59)=で訓練。「預かった当初はやんちゃで言うことを聞かなかった」(阿部所長)が、のみ込みの早さでレベルの高い技を次々と覚え、各種競技会でこれまで5回優勝しているという。初の審査会で合格した。

 同署駐車場で行われた交付式でポッキーは特注の制服を着用し、ラブラドルレトリバーやシェパードと共に出席。齋藤署長が嘱託書を交付した上で、「捜索や捜査だけでなく、通学路安全パトロールにも協力してもらい、地域から感謝の声が届いている。警察も一丸となって頑張るので、引き続き協力を」と述べた。

 阿部所長は「嘱託犬に選ばれ、良かったという気持ちとこれからの責任の重さを感じる。一緒に活躍できるよう訓練を重ねていきたい」と。柴田さんは「ポッキーは先々を読むのが上手な犬。大型犬に交じって対等に頑張り、市民、県民に愛される犬になってもらいたい」と述べた上で、「ポッキーは現在、恋人募集中。良い犬がいたらモガミリバー犬舎まで連絡を」と笑顔を見せた。

りりしい制服姿のポッキー。左が阿部所長、右が所有者の柴田さん
りりしい制服姿のポッキー。左が阿部所長、右が所有者の柴田さん



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