荘内日報ニュース

2015年（平成27年） 7月7日（火）付紙面より

生け花と布小物を展示

　鶴岡市家中新町の旧武家屋敷「菅家」（菅秀二さん方）で4、5の2日間、生け花と布小物の展示会「花遊び布遊び16」が開かれ、涼感あふれる季節の花や在来作物をかたどった布小物の展示などで大勢の女性客でにぎわった。

　夫人の菅節子さん（65）が自宅教室を行っている小原流生け花教室「菅秀苞社中」と、手づくり工房「ちくちく」の主催で1994年から定期的に開催しているもので、16回目となる今回のテーマは「そよ風に舞う?そよ風に　ふわり　ふわふわ夢心地?」。庭園入り口には木に白い風船を下げるなど遊び心満載で、開け放した居間には門下生らによる生け花約30点、奥の一室に在来作物などの布小物を展示した。

　青々としたモミジや山アジサイ、リンドウなど涼しげな花材がバランス良く生けられ、縁側から見える手入れされた庭園の緑と相まって、風情ある空間に。心地よい風も吹き抜け、訪れた女性たちは庭園を眺めながらゆっくりと楽しんでいた。

　また、菅さんらが作り方をまとめた「布でつくる在来作物」の冊子も女性たちの関心を集めていた。