2015年(平成27年) 7月8日(水)付紙面より
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短冊をササに飾り付け
鶴岡市の大宝幼稚園(三浦洋介園長、園児104人)の園児たちが7日、願い事を書いた色とりどりの短冊をJR鶴岡駅構内のささ飾りに結び付けた。
地域と園児の交流を目的に、今回初めて実施した。鶴岡駅の協力を得て6月30日に高さ約5メートルのササを設置。七夕の7日には、同園の満3歳児と年少児や、駅を訪れた人たちがつるした「家族が健康でいられますように」「甲子園に出場できますように」などの短冊でいっぱいになった。
この日は、年中児29人と年長児30人が参加。園児たちは、それぞれの短冊を片手につるすスペースを探し、「サッカーがうまくなりたい」「運動会で活躍したい」「ピアノがうまくなりますように」など思い思いの願い事を書いた短冊を背伸びしながらササの枝に丁寧にくくり付けていた。
ささ飾りの展示は10日まで。一般市民も自由に書いてつり下げることができる。
琴に合わせ「七夕の歌」
♪ささの葉さらさら―。鶴岡市の私立マリア幼稚園(伴八郎園長、園児98人)で6日、「たなばた琴を聞く会」が開かれ、園児たちが琴の演奏に合わせて元気に七夕の歌を歌い、伝統の和楽器に親しんだ。
筝林会酒田支部(本間保子社中)のメンバー7人が、園児たちに七夕行事を楽しんでもらおうと同園を訪問。七夕飾りが飾られた鶴岡カトリック教会天主堂で全園児と交流した。
園児たちは13本の弦があることなど琴の特徴を教わりながら、メンバー7人の伴奏に合わせて「雨降り」「かたつむり」「かえるの合唱」「七夕の歌」など数曲を元気いっぱいに歌い、「荒城の月」「さくらさくら」の連弾に耳を傾けた。琴に触れる体験では、指や琴爪で弦をはじいて弦の響きを体感したり、中にはメンバーに手を取ってもらい一緒に楽曲を奏でる園児も。何弦もはじいて「ボロロ?ン、ボロロ?ン」と大きく響くと、「きれいな音だね」と満面の笑みを見せていた。