2015年(平成27年) 7月8日(水)付紙面より
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国土交通省酒田河川国道事務所発注の鶴岡国道維持補修工事を担う浅賀建設(浅賀隆社長)当該工事の「安全衛生・災害防止協議会」(上野歳一会長)は7日、鶴岡市内の3小学校を訪問し、交通安全や防犯を呼び掛ける啓発グッズを贈った。斎小学校(渋谷せつ校長、児童101人)には鶴岡、酒田の両警察署の嘱託警察犬3頭も訪れ、児童たちの前でにおいをたどる訓練などを披露した。
同協議会は、補修工事の下請けや資機材納入業者など27社でつくる。グッズ贈呈は「明るいやまがた夏の安全県民運動」(今年は21日―8月20日)に合わせ、毎年この時期に実施している。今年は管内の鶴岡市内で国道7、112号沿いにある10小学校を訪れ、1年生約240人に、交通安全や防犯のポイントが書かれた下敷き、夜光反射材、ストラップなどを贈る。
7日は斎、朝暘二、上郷の3校を訪問。このうち斎小では上野会長など協議会メンバーが1年生22人に「交通安全を守る、知らない人に付いていかない。この2つを守り、両親や先生の言うことを聞いて楽しい夏休みを過ごしましょう」と呼び掛け、啓発グッズを一人一人に手渡した。
続いてグラウンドで嘱託警察犬のデモンストレーションが行われた。全校児童が見守る中、先月30日に酒田署から嘱託を受けた県内初のトイプードル警察犬「ポッキー」(5歳)、鶴岡署の嘱託犬の「プリッツ」(シェパード、8歳)、「フク」(ゴールデンレトリバー、4歳)の3頭が登場。
指導手の命令に従う服従訓練、においをたどって犯人の逃走経路を追跡する足跡追及訓練などを次々に披露。優れた嗅覚で隠れた指導手を見つけたり、犯人役のにおいが付いた布を当てたりすると、児童たちから歓声と拍手が起こった。
その後、児童たちは警察犬の頭をなでるなど触れ合った。渡部優君(7)は「フクがふわふわした毛並みでかわいかった。今日勉強した通り、交通安全に気を付けたい」と話していた。