2015年(平成27年) 12月30日(水)付紙面より
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暖冬による雪不足のため、今シーズンの営業を開始できないでいた鶴岡市の「羽黒山スキー場」と「櫛引たらのきだいスキー場」が29日、オープン予定日から10日遅れでようやく営業を始めた。スキー客の書き入れ時の年末年始に間に合い、関係者は胸をなでおろしている。
羽黒山スキー場は、同日午前10時すぎ「やまぶしコース」のみオープン。雪を待ちわびたスキーヤーや家族連れが足を運んでいた。市と共に同スキー場を運営する休暇村羽黒の佐藤幸樹営業係長は「今年の雪の量は例年と比べて4分の1ほど。ここ10年にない雪不足となった。年末にかけてこのまま降雪が続いてほしい。一部コースのみの滑走可という形でのスタートだが、まずは年内にオープンできて一息」と話していた。同日午前9時の積雪量は約30センチという。
一方、たらのきだいスキー場は同日午後5時からのナイターで今シーズンの営業を開始。同日午前9時の積雪量は約45センチ。
同市内では、「湯殿山スキー場」が6日から滑走可能となり営業を始めていたが、羽黒山とたらのきだいの両スキー場が営業を開始できない期間、スキー客が集中し、食堂などが混雑していたという。