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2015年(平成27年) 3月12日(木)付紙面より

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「あの日を忘れない」心に刻む 復興と鎮魂へキャンドル作り

 東日本大震災発生から4年となる11日、鶴岡市の鶴岡アートフォーラムをメーン会場に震災復興イベント「4年目のキャンドル・ナイト」が行われた。午前中は市民や小学生がキャンドル作りを体験し、「あの日」を心に刻み復興に寄せる気持ちを新たにした。

 学生や市民有志による実行委員会(代表・菊池俊一山形大農学部准教授)が震災翌年の2012年から毎年開催。今年も庄内一円のセレモニーホールや寺院、個人から使用済みのろうそくを譲ってもらい、実行委で絵の具などを混ぜて数センチ四方のカラフルなキューブを準備。先月からエスモールや保育園などでキャンドル作りワークショップなどを繰り広げてきた。

 この日午前は、アートフォーラムで夜のイベントに向けた最後のキャンドル作り。悪天候の中、市民らが足を運び、1つは持ち帰り用に1人が2個ずつ作った。容器の紙コップに思い思いのメッセージを記し、中にカラフルなキューブを詰め、最後に溶かしたろうを流し込んで固めた。

 長野県から免許合宿で滞在していたという大学2年、三原弘大さん(20)は告知ポスターを見て参加。「長野で地震を体験しなかったので実感がない分、忘れないという気持ちで参加した」と話し、実行委メンバーで実家が福島県富岡町の警戒区域にあるという山形大農学部2年、遠藤わか菜さん(20)は「キャンドルを通した人との関わりが楽しくて参加している。震災は忘れられないし、忘れてほしくない。いつか実家に戻って農業ができたら」と話していた。

 実行委代表の菊池准教授は「震災はひとごとではなくて、誰もが自分自身の中に今もあるはず。あの日に感じたり考えたことを忘れず、一年のうちたった1日でもいいから防災などについて考え、警鐘を鳴らす日にしたい」と話していた。

 11日はこれまで作った約2000個のキャンドルに午後7時に点灯。

東日本大震災から4年。復興と鎮魂を願うキャンドルナイトに向けて市民らがキャンドル作り=11日午前、鶴岡アートフォーラム
東日本大震災から4年。復興と鎮魂を願うキャンドルナイトに向けて市民らがキャンドル作り=11日午前、鶴岡アートフォーラム


2015年(平成27年) 3月12日(木)付紙面より

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決意新たに61人巣立つ 酒田調理師専門学校で卒業式

 酒田市の酒田調理師専門学校(齋藤正典校長)で10日、卒業証書授与式が行われ、高度調理技術科11期生39人、調理科43期生22人の計61人が学びやを巣立った。

 式典は同校講堂で行われ、両科卒業生と父母、教職員ら約200人が出席。「調理師の道」の唱和、校歌斉唱に続き、齋藤校長が卒業生一人一人に卒業証書を手渡した後、「守るべきものを守り、改めるべきところは積極的に変える意欲を持って取り組んでもらいたい」と式辞を述べた。

 同校同窓会の佐藤憲三会長ら来賓による祝辞に続き、卒業生を代表して佐藤聖佳さん(高度調理技術科)が「本校で学んだことを忘れず、さらなる努力を続け調理の道を歩みたい」、齋藤祝子さん(調理科)が「新しい一歩を踏み出すことはうれしい。日々学ぶ意識を持って努力したい」と感謝の言葉を述べた。

齋藤校長(右)から卒業証書を受け、決意を新たにする卒業生
齋藤校長(右)から卒業証書を受け、決意を新たにする卒業生



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