2015年(平成27年) 3月14日(土)付紙面より
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鶴岡市立斎小学校(渋谷せつ校長、児童94人)の4年生が12日、学区内の事業所などを訪問し交通安全の願いを込めた手作りのマスコットを贈った。
同校では1993年から毎年、登下校中の安全確保と交通安全推進活動の一環として児童たちが紙粘土で作ったマスコットを学区内の事業所などに寄贈している。
今回用意したマスコットは、同地区の特産品のキュウリとトマトがセットになったもので、「車は急に(キュウリ)止ま(トマト)れない」の標語に掛けている。4年生17人が1人1セットずつ手作りした素朴な仕上がり。
この日は、4年生代表の児童4人と教諭らが学区内の事業所など計5カ所を訪問した。このうち同市外内島の鶴岡運輸(三浦益荒雄社長)では、児童たちが「交通安全に気を付けてください」と話し、三浦社長にマスコットを手渡していた。三浦社長は「事務所内に飾ったり、ドライバーに持たせるなどして目に付く所に置きたい。これからも交通安全に気を付けます」とお礼を述べた。
事業所訪問は13日も行われ、3カ所を回る予定になっている。
2015年(平成27年) 3月14日(土)付紙面より
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鶴岡市の上郷小学校(遠見良一校長、児童103人)は13日、児童たちが集めたアルミ缶やプルタブの売却益で購入した車椅子1台を同市西目のデイサービスセンター西目(菅井保彦代表)に寄贈した。
同校では、スポーツボランティア委員会が中心となって地域の住民にも協力を得ながらアルミ缶やプルタブの回収を行ってきた。これまで2009年度と10年度の2回、同デイサービスに車椅子を寄贈している。同校は10年以上前から3年生が同デイサービスを訪問し、お年寄りたちと交流している。
今回も、同委員会が中心となり全校を挙げて取り組み、地域住民にも回収を呼び掛けてアルミ缶やプルタブを回収。地元の資源リサイクル業者に回収してもらい約4年かけて車椅子1台の購入代金を集めた。
この日は菅井代表が同校を訪れ、全校児童が見守る中、車椅子の贈呈式が行われた。同委員会委員長の川村陸君(6年)が代表して「地域の人と協力して集めました。役立ててください」とあいさつした。車椅子を手渡された菅井代表は「利用者のお年寄りたちは、皆さんから元気をもらい、毎年交流を楽しみにしています。今回は立派な車椅子をありがとう」とお礼を述べた。