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2016年(平成28年) 10月12日(水)付紙面より

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フルオーケストラ演奏響く 山響「出羽三山シンフォニー」

 出羽三山が今春、日本遺産に認定された記念として10日、鶴岡市の出羽三山神社・三神合祭殿前広場で山形交響楽団によるコンサート「出羽三山シンフォニー」が行われた。杉木立に囲まれ、合祭殿を背にした会場に、出羽三山を巡る「生まれかわりの旅」を表現するフルオーケストラの演奏が響き渡った。

 出羽三山の日本遺産認定は、「自然と信仰が息づく『生まれかわりの旅』」といった雄大な自然を基にしたストーリーを軸に、鶴岡、西川、庄内の3市町に及ぶ広大なエリアを対象に県が代表して申請。今年4月に文化庁の認定を受けた。

 今回のコンサートは認定を記念し、「生まれかわりの旅」に代表される出羽三山の精神性を音楽で表現しようと、やまがた観光キャンペーン推進協議会の主催で開催。会場には県内外から大勢のファンが足を運んだ。

 鳥海月山両所宮の楽人による雅楽演奏で幕開けし、映画「もののけ姫」より『アシタカせつ記』、ドビュッシー「月の光」、郷愁を誘う「ふるさと」「最上川舟唄」などが次々と演奏された。

 また、「現在」を象徴する羽黒山、「過去」を表す月山、「未来」の山たる湯殿山の三山を巡ることは江戸期から「生まれかわりの旅」として庶民に広がっていたエピソードが披露され、今も受け継がれている精神性をフルオーケストラで表現。ベートーベン「交響曲第5番『運命』第1・第2楽章」やバッハ「G線上のアリア」などが演奏された。

 この日の朝方までの雨はすっかり上がり、秋の日差しが杉木立の間から差し込む中、観客は静かに耳を傾け、1曲ごとに大きな拍手を送っていた。

合祭殿を背景に、フルオーケストラ演奏が杉木立に囲まれた会場に響いた
合祭殿を背景に、フルオーケストラ演奏が杉木立に囲まれた会場に響いた



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