2016年(平成28年) 10月15日(土)付紙面より
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鶴岡市宝町の松原保育園(佐藤静子園長、園児121人)の年長児24人が13日、同市羽黒町赤川字熊坂にある「グループホームなごみ」隣の畑でサツマイモを収穫した。同施設の職員やお年寄りたちと共に作業し収穫の喜びを味わった。
同園の保護者が同施設で働いていたことをきっかけに、2012年から毎年、同施設が近くの住民から借りている畑の一部で農作物を栽培してきた。今年は約50平方メートルを借り、サツマイモのほか、ニンジンやスイカ、ジャガイモ、枝豆を栽培。施設利用者らから指導を受けながら、定期的に訪問して水やりをしてきたという。
この日収穫したのは5月に苗植えして育ててきたサツマイモ。軍手をした園児たちは「よいしょ、よいしょ」とつるを抜いた後、手で土を掘り起こして探した。土から顔を出すミミズや虫に驚きながらも、目当てのサツマイモを見つけ、丁寧に取り出して笑顔を見せていた。
今井涼雅君(6)は「大きくてうれしい。焼き芋にして食べる」と話していた。
収穫後、園児たちは、「畑を貸してくれてありがとう」との思いを込めて、施設利用者や職員に感謝の歌を披露。収穫した約80キロは同園に持ち帰り、後日、サツマイモパーティーを開くという。