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2016年(平成28年) 10月18日(火)付紙面より

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「完成が楽しみ」 鶴岡市の新文化会館 市民が建築現場見学

 来年8月末の本体完成を目指して改築工事が進む鶴岡市文化会館の見学会が15日、同市馬場町の建築現場で行われ、参加した約150人の市民が新会館の特徴でもある曲線を多用した外壁や屋根の構造を見学した。当初定員の1・5倍の参加者となり、新会館に寄せる市民の関心と期待の高さをうかがわせた。

 旧文化会館の跡地に建設されている新会館は14年10月に着工。昨年までに地下部分の基礎工事を終え、年明けから地上部分の本体工事に入った。新会館は建築面積約5760平方メートル、地下1階地上3階建て鉄筋コンクリート・鉄骨造りで延べ床面積約7900平方メートルと、旧会館の約3倍の広さの建物となり、吹き抜けの高層建築となる舞台の「フライタワー」は高さ約30メートルに達する。

 見学会では初めに市や施工業者の担当者が工事の概要や建物の建築工法などを紹介。最大約80度の急勾配となる屋根は、下地の鉄骨に同じ形の梁(はり)・柱は1本もなく複雑な形状をしていることや、外装はガラス、アルミのカーテンウォール、屋根と同じ材料の高耐食性メッキ鋼板の3種類で構成すること、現在の工事進捗(しんちょく)率55%などが説明された。

 参加者は説明後、建物の外周や回廊形式の通路を通ってホール内部の建築状況に触れた。舞台となる「フライタワー」で参加者たちは「すごく高くて広い」「完成が楽しみだ」と口々に話し、「緞帳(どんちょう)はどのあたりに下がるのか」などと質問していた。

 市文化財愛護協会の佐藤克雄会長(78)は「城址公園の鶴岡公園に城はないが、新文化会館は現代の城下町のお城のような存在。鶴岡のシンボルとなる素晴らしい建物だ。完成した姿を早く見てみたい」と見学した感想を話した。

 新文化会館は来年8月の完成後、備品設置、舞台設備の習熟、竣工(しゅんこう)記念の同10月1日の市制施行記念式典開催、小中学生の試験利用などを経て、2018年3月のこけら落とし公演でグランドオープンの予定。

工事が進む新文化会館の見学会に訪れた参加者たち
工事が進む新文化会館の見学会に訪れた参加者たち



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