2016年(平成28年) 6月29日(水)付紙面より
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鶴岡市の朝暘武道館で26日、親子触れ合いレクリエーション大会「おやこであそぼう」が開かれ、旧市内の市立保育園に通う園児とその保護者がゲームや体操を楽しんだ。
レクリエーション大会は鶴岡市のかたばみ、西部、南部の3保育園の保護者がつくる鶴岡市立保育園保護者会連絡協議会(佐藤智也会長)が、3園の保護者の交流を深めるとともに、園児と保護者の触れ合いを広げようと毎年この時期に行っている。今回で28回目。
この日は3園から園児と保護者、きょうだいなど約200人が参加。「追いかけ玉入れ」「大玉ころがし」「おたすけゲーム」「ぶろっこリン体操」などさまざまなレクリエーションが繰り広げられ、園児たちがお父さんやお母さんと一緒にゲームを楽しんだ。詰め掛けた保護者も頑張るわが子の姿を写真に収めようとカメラを向け、応援に力を入れていた。
南部保育園の佐藤そらちゃん(3)は「大玉ころがしが楽しかった」と笑顔で感想。母親の裕紀さん(38)は「家で遊ぶのとは違って、子どもと1対1で向き合う時間が持てて良かった」と話していた。
2016年(平成28年) 6月29日(水)付紙面より
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「世界のクルーズ船」をテーマにしたパネル展が、酒田市の酒田海洋センターで開かれ、世界で人気が高まっているクルーズ船や酒田港の受け入れ状況などを分かりやすく解説している。
国土交通省酒田港湾事務所(上原修二所長)がクルーズ船への理解を広めようと企画。写真や図解のパネル約30枚を展示した。
世界のクルーズ船の写真では、世界最大の「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」(全長362メートル、22万600総トン、乗客定員5400人)をはじめ、酒田港へ寄港した「飛鳥2」(241メートル、5万142総トン、872人)や「にっぽん丸」「ぱしふぃっくびぃなす」など14隻を紹介している。
運航状況に関しては、特に経済成長著しい東アジアで急増。わが国へのクルーズ船による外国人観光客は2011年に100万人を超え、政府は20年の目標を「500万人」に設定するなど、インバウンド(外国からの観光)の重要施策の一つとして推進していくという。
一方、酒田港は最大水深14メートルの古湊埠頭(ふとう)に、世界最大規模に次ぐクラスの「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」(全長348メートル、16万8666総トン、乗客定員4180人)が寄港できるが、昨年の寄港実績は飛鳥2など比較的小さい国内船4隻のみ。同年の東北地方では青森港21隻(外航12隻、国内9隻)、秋田港14隻(外航5隻、国内9隻)などに水をあけられている。
しかし、今春には官民で酒田港の利用促進を図っている「プロスパーポートさかたポートセールス協議会」(会長・吉村美栄子知事)に外航クルーズ船誘致部会が設置されたり、古湊埠頭には国交省が本年度の設備更新事業の一環で、大型クルーズ船の寄港も視野に防舷材や係船柱を設備するなど、受け入れ態勢を整備。パネルではこれらの現状をグラフや写真を使い、分かりやすく解説している。
入場無料。8月21日までの午前10時―午後5時。休館は毎週月曜日(祝日を除く)。