2016年(平成28年) 8月27日(土)付紙面より
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京都市に本部を置くNPO法人「和装教育国民推進会議」の県支部メンバーが25日、酒田市の県立酒田光陵高校(鈴木和仁校長)を訪問、2年生14人に浴衣の着付けを指導した。
同法人は、和の生活文化の授業への導入などを目的に、「全国呉服専門店協同組合」を中心とした和装関連団体が一堂に集まり1996年に結成。和装教育を通し、日本文化について理解を深めてもらおうと、広く全国各地の学校で和服や浴衣の着付け教室をボランティアで開催している。
同校では初の開催となったこの日は同推進会議県支部の小池泰弘副支部長(鶴岡市本町二丁目)ら支部メンバー7人が訪問、選択科目「服飾文化」を履修する2年の女子生徒14人が参加した。支部員から「下帯はきちっと締めて」「帯は胸の下に巻くこと」「足元の裾は広がらないように」と指導を受けた生徒たちは帯を巻く作業を何度も繰り返していた。
小池副支部長は「和服文化をユネスコ文化遺産にしようという動きも始まった。このような機会を通して和服を身近なものと感じてもらえたら」と話していた。
2016年(平成28年) 8月27日(土)付紙面より
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鶴岡市の大山小学校(奥山愼校長、児童322人)で25日、本年度の「大豆100粒運動」の一環で、1年生47人が育てた枝豆「尾浦」を収穫した。
同運動は料理研究家で随筆家の辰巳芳子さんが命の尊さや食物の貴重さを教え、国産大豆の復活と日本の食文化の正しい伝承などを目的に提唱し、全国各地で行われている。
同校では昨年度、県内で初めて参加。辰巳さんと親交がある同市大山一丁目のつけもの処本長の本間光廣会長(71)が声を掛け、当時の富樫均校長が趣旨に賛同して始まった。
この日は本間会長が同校を訪問。児童たちの背の高さ以上に生い茂った枝豆畑にしゃがみ込み、「よいしょ」の掛け声で抜き取った。中には一人では抜けず友達と一緒にやっとの思いで収穫する児童も。収穫した枝豆は各自家へ持ち帰った。
採種用の枝豆は10月ごろ収穫し、乾燥させた後種を取り、来年の1年生に引き継ぐという。