2017年(平成29年) 3月25日(土)付紙面より
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鶴岡シルクをPRする企画展「つるおか絹物語」が23日、庄内空港ビルで始まった。鶴岡シルクで作られたウエディングドレスやキビソ製品が紹介され、空港利用者を楽しませている。
庄内空港利用者に鶴岡中央高校の鶴岡シルク研究と、新素材であるキビソを活用したkibiso製品の紹介を通じて伝統ある鶴岡シルクを広くPRしようと、鶴岡シルクタウンプロジェクトが主催した。
空港ビル1階到着ロビーと2階出発ロビーを会場に、鶴岡中央高総合学科家政科学系列の生徒が制作したオリジナルドレス13点と繭玉で作ったクラゲストラップ、国際交流系列の生徒が取り組んだ鶴岡シルクの研究紹介、鶴岡織物工業協同組合によるkibiso製品約100点を展示。華やかなドレスや深い味わいのキビソのタペストリーなどが並び、訪れた人たちはじっくりと眺めていた。
担当者は「鶴岡の近代化の礎を築いてきたシルクに触れてもらえれば」と話している。展示は4月2日(日)まで。
2017年(平成29年) 3月25日(土)付紙面より
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酒田「小さな親切」の会(前田直己会長)は24日、作文集「しんせつ日和」などの図書を酒田市教育委員会を通じ、市内の22小学校・8中学校全校と市立図書館に寄贈した。
同会は1998年、全国組織「『小さな親切』運動本部」の酒田支部として設立。一般市民に呼び掛け毎年春と秋、市内で約500人が参加する大規模な清掃奉仕を行っているほか、プランターや車椅子の贈呈活動などを繰り広げている。
小・中学校、図書館への図書寄贈は設立時から続く恒例の活動。今年は同本部が実施している「作文コンクール」「はがきコンクール」の本年度入賞作品を収めた「しんせつ日和」65冊、「胸が熱くなるいい話」5冊を贈った。
市教委が入る中町庁舎で行われた贈呈式では、大石薫市教育部長らが見守る中、前田会長が「思いやりの心を思い出させてくれる良い本。多くの子どもたちから読んでもらいたい」とあいさつ、村上幸太郎教育長に本を手渡した。村上教育長は「毎年ありがたい。いずれも小さな親切の神髄が感じられる、味わい深い本。今後も子どもたちのために力添えを」とお礼を述べた。