2018年(平成30年) 8月31日(金)付紙面より
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「のばそう!健康寿命、担おう!地域づくりを」をテーマにした第53回県老人福祉大会(県老人クラブ連合会主催)が29日、鶴岡市の荘銀タクト鶴岡(市文化会館)で開かれ、県内各地区の老人クラブ会員や高齢者福祉の関係者ら約1200人が参加し、高齢者の尊厳が守られる社会保障制度の確立、健康寿命を延ばす介護予防活動の充実などを盛り込んだ大会宣言を採択した。
県内4ブロックの回り持ちで毎年開催しており、鶴岡市では8年ぶり。式典で大会会長の亀谷千代子県老人クラブ連合会長が「人生100年時代に向け、健康を意識した地域社会づくりなど多様な担い手の育成が求められ、地域活動を行っている老人クラブへの期待は一層高まっている」と式辞を述べ、皆川治鶴岡市長が歓迎のあいさつをした。
老人クラブの育成に貢献し、社会福祉活動を積極的に展開するなどした180個人、16団体に知事感謝状、県老連会長表彰・感謝状、県老連女性委員会設立20周年記念特別表彰が贈られ、会員増で実績があったクラブも表彰。鶴岡工業高生徒会からは、生徒たちが製作した交通安全夜光反射材キーホルダーが参加者全員に贈られた。受賞者を代表し、老人クラブ指導育成功労で知事感謝状を受けた鶴岡市の小松金悦郎さんが「多くの方々に支えられて社会参加活動に取り組んできた。今後も地域で手を携えて活動していきたい。出会った全ての方々に感謝します」とお礼の言葉を述べた。
今年は県老連女性委員会設立20周年と鶴岡市老連合併10周年の記念大会として開催。式典後は「輝きのステージ」として、同市や三川町の女性会員たちが舞踊や健康体操、合唱を発表した。