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荘内日報ニュース


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2018年(平成30年) 10月12日(金)付け紙面より

ニューヒーローが施錠呼び掛け

 「みんなでつくろう 安心の街」を掲げて「全国地域安全運動」が11日、全国一斉にスタートした。安全・安心な地域社会の実現を目指して全国防犯協会連合会と都道府県単位の防犯協会連合会、警察庁などが毎年この時期に展開している運動。20日(土)までの10日間にわたって▽子どもと女性の犯罪被害の防止▽うそ電話詐欺の被害防止▽確実な施錠の実施による住宅対象侵入窃盗、自転車盗、車上狙い被害の防止▽自主防犯活動の活性化による犯罪の防止―の4つを重点目標に、警察と行政、各防犯団体が連携して各種啓発活動に取り組む。

 鶴岡地区では、開始式を同日午前、JR鶴岡駅前のマリカ東館で実施。鶴岡警察署管内の安全・安心を守るヒーローの一人「山伏ブラック」も登場し、関係者約30人と共に駅周辺で自転車盗難防止の広報活動を展開した。

 初めに鶴岡市防犯協会の松浦昇会長が「青パト隊の青い明かりで管内を照らし、啓発としたい」とあいさつ。西塚隆一署長が管内の発生状況について触れ、「刑法犯認知件数、検挙率から見ても治安情勢は比較的良好に推移しているものの、声掛け事案、うそ電話詐欺被害、自転車盗難などの身近な犯罪、凶悪な事案もあり、予断を許さない状況」と述べ、管内の防犯意識向上に協力を求めた。その後、山伏ブラックがほら貝の音色とともに登場、被害防止活動への協力を呼び掛けた。

 山伏ブラックは、2017年に羽黒高校美術部の協力で同署が考案した「鶴岡警察署安心安全ヒーロー」5人のうちの1人。自転車盗難防止を図ろうと、施錠を呼び掛ける。これまでポスターなどでの登場だったが、自転車盗難被害が9月末現在で47件(前年同期比8件増)と今年に入ってから相次ぐ発生を受け、署員がコスチュームを手作りし、この日の開始式でお披露目となった。

 引き続き、自転車盗難防止の啓発を行い、施錠状況をチェック。無施錠自転車をワイヤ錠で施錠して持ち主に施錠を指導する「愛錠作戦」を展開した。

 酒田地区出発式は、酒田警察署駐車場で初日午前行われ、同市の天真幼稚園(齋藤法明園長)の年長児46人が「知らない人には付いていきません」など4項目から成る安全宣言を唱和したほか、アトラクションとして遊戯を披露した。

 この日は酒田、遊佐両市町の各防犯団体、同署などから約150人が参加。丸山至酒田市長が「連携・協力を維持し地域から犯罪をなくそう」、本宮茂樹遊佐町副町長が「より多くの人の心に届く活動を展開しよう」とあいさつ。増川高広酒田署長は管内情勢を紹介した上で、「犯罪抑止には地域社会における『見せる活動』が必要。これからも力添えをお願いしたい」と述べた。

 表彰に続き、園児たちが▽知らない人には付いていかない▽危ないところには1人で行かない▽父母、先生の言うことをよく聞く―などと「安全宣言」を唱和、カラフルなバルーンを使った遊戯を披露した。終了後はパトカーや青色回転灯装着車、自治体広報車計40台が管内をパレード、運動スタートを周知した。

山伏ブラックが鶴岡駅周辺で自転車の施錠指導=鶴岡地区(上)「安全宣言」を唱和する天真幼稚園の年長児たち=酒田地区
山伏ブラックが鶴岡駅周辺で自転車の施錠指導=鶴岡地区(上)「安全宣言」を唱和する天真幼稚園の年長児たち=酒田地区


2018年(平成30年) 10月12日(金)付け紙面より

工藤さんが中学生に合唱指導

 酒田市出身の指揮者で、国立音楽大客員准教授の工藤俊幸さんが11、12の2日間、同市内の中学校3校で合唱指導を行い、“後輩”たちに直接、歌や音楽を楽しむ心を伝えた。

 この取り組みは、希望ホール自主事業企画運営委員会(関谷順委員長)が市の経費負担で多彩な文化芸術活動を展開する自主事業の一環。工藤さんによる合唱指導は昨年度に市内の4中学校で実施したのに続き2年目で、11日に第二、第六、12日に第四の計3中学校で実施。

 11日午前、工藤さんの母校である第二中学校(岩本諒子校長)では、学年ごと全生徒が1時間ずつ指導を受けた。このうち3年生110人は、工藤さんが、同市出身の詩人、故・吉野弘さんの詩「空の色が」に曲を付けた同タイトルの混声合唱曲のレッスンを受けた。

 この詩は、空の色と海の色が同じという情景に、他人と心が通じ合うときめきを重ねたもので、初出は1996年1月1日付の荘内日報。工藤さんは、来月16日に酒田市で開かれる東北音楽研究大会に向けた合唱曲を依頼され、制作した。

 レッスンで工藤さんは「吉野さんは政治の矛盾や、社会的に立場の弱い人を助けたいという思いを込めた詩をたくさん作った」「本来は空と海は違うものなのに、同じということに感動している」など、吉野さんの人となりや詩の言葉の意味を丁寧に解説しながら指導。生徒たちは心を込め、豊かな表現で歌った。

 3年の合唱リーダー・高瀬美来さんは「詩の意味をあんなに深く考えたことはなかった。深く考えることで、歌もとても良くなった」と謝辞を述べた。

 工藤さんは初の母校での音楽指導に「予想していたより、しっかり歌えていた。『空の色が』は、吉野さんの世界観を損なわず、中学生の気持ちにぴったりはまるように作った。酒田の子どもたちに好きになってもらえたらうれしい」と話した。同曲は来月の研究大会で、市内の中学生たちが合唱を披露、初演となる。

工藤さん(右)が故郷・酒田の中学生たちに合唱指導=11日、母校・第二中の3年生へのレッスン
工藤さん(右)が故郷・酒田の中学生たちに合唱指導=11日、母校・第二中の3年生へのレッスン



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