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2020年(令和2年) 6月20日(土)付紙面より

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50施設蚕飼育楽しむ 鶴岡市シルクタウン・プロジェクト

 蚕(かいこ)の飼育体験が鶴岡市のかたばみ保育園(佐藤美穂園長、園児93人)で行われている。同市のシルクタウン・プロジェクトの一環で、同保育園のすみれ組(年長組23人)が蚕60頭を松ケ岡開墾場から預かり、桑の葉を食べさせ、大きくさせている。蚕は日本では家畜扱いで「頭」という数え方をするそうだ。

 今月初旬預かった時は体長わずか1センチだったが、脱皮を重ねながら、またたく間に大きくなった。19日朝は約8センチ大になり「大きくなってびっくりした。新幹線になんか似ている」と進藤理央くん(5)。子どもには蚕の顔が先頭運転席で、体全体が連結車両のように見えるようだ。久村夏芽ちゃん(5)は「動きがかわいいです」とにこにこ顔で見入っていた。佐藤園長は「生命の大切さと、育てる喜びを感じてほしい」と話した。

 今月末になると糸を吐き、繭(まゆ)を作り始める。繭でコサージュ(胸飾り)を作り、卒園式に差してもらうのが、同園の長年の慣習になっている。

 毎年、絹産業の歴史と文化を保存継承するため幼稚園、保育園、小・中・高や福祉施設などで蚕の飼育体験を実施しており、今年も50施設約3000頭が飼育キットとして提供されている。例年は参加者から松ケ岡開墾場に集まってもらい、飼育キットを渡しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各自が自ら引き取って、育てている。

またたく間に大きくなった蚕に園児たちも驚いた様子=19日、かたばみ保育園
またたく間に大きくなった蚕に園児たちも驚いた様子=19日、かたばみ保育園



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