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2020年(令和2年) 10月20日(火)付紙面より

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全線開通視野に地域づくり意見交わす

 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の早期全線開通実現を目指すとともに、日沿道の利活用による地域づくりを考える「第32回日本海夕陽ラインシンポジウムin鶴岡」が17日、鶴岡市温海ふれあいセンターで開かれた。関係者ら約140人が参加し、次代を担う高校生たちと共にパネルディスカッションなどを通して、全線開通を視野に入れた沿線地域の地域づくりについて意見を交わした。

 シンポジウムは山形、新潟、秋田3県の日沿道沿線11青年会議所(JC)で構成する日本海夕陽ラインネットワーク協議会(会長・佐藤友介鶴岡JC理事長)が主催。主催者を代表し佐藤会長が「未来を担う若者たちと、まちづくりについて考えていきたい」とあいさつ。吉村美栄子知事、加藤鮎子衆院議員、芳賀道也参院議員、吉岡幹夫国土交通省道路局長が来賓代表で祝辞を述べた。

 鶴岡JCの鈴木譲夕陽ライン委員会副委員長が「次代への道を切り開く、日沿道の役割とは」と題してプレゼンテーションし、日沿道整備で期待される効果などを提示し、「雇用の拡大、経済の発展、暮らしの安定化につながる」とした。

 引き続き佐藤会長を進行役に、皆川治鶴岡市長と鶴岡南、鶴岡東両高校の女子生徒4人によるパネルディスカッションが行われた。生徒たちは「庄内に住む人たちこそ地元の魅力をもっと知ってほしい。そして日沿道が全線開通したら、その魅力を発信して人と人をつないでほしい」など提言した。

高校生と共に日沿道整備によるまちづくりを考えた夕陽ラインシンポ
高校生と共に日沿道整備によるまちづくりを考えた夕陽ラインシンポ


2020年(令和2年) 10月20日(火)付紙面より

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「不易流行の精神」新たな一歩 酒田東高創立100周年祝う

 酒田市の県立酒田東高校(五十嵐文彦校長、生徒555人)の創立100周年記念式典・講演会が17日、同市の希望ホールで行われ、これまで培ってきた歴史を踏まえ、新たな一歩を踏み出す決意を新たにした。

 同校の前身、酒田中学琢成校は1879(明治12)年に開校したが、4年後に災禍で校舎が焼失して休校。1920(大正9)年に県立酒田中学として現在まで続く歴史が始まった。県内屈指の進学校として名をはせ、生徒たちは教育目標「質実剛健」「文武両道」の実現に向けて主体的な学び「知」、豊かで深い心「情」、強い意志「意」、体力気力の充実「力」の4つの要素の習得に励んでいる。

 式典は3密を配慮しながら行われた。100周年記念事業実行委員長を務める山岸文章同窓会長が「ボーイズ・ビー・アンビシャスの校風を受け継ぎ、文武両道、質実剛健、社会に貢献できる有為な人物になるよう人間力を養ってほしい」とあいさつ、五十嵐校長は「皆さんは歴史と伝統の一番新しいところにいる。今できることをやることで新しい酒田東高校の伝統を未来につないでほしい」と式辞を述べた。前生徒会長の齋藤汰朗さん(3年)は「蕉風俳諧の理念である不易流行の精神で、本質的なものを忘れない中にも新しい変化を取り入れていきたい」と語った。

 式典に続いて、バルセロナ五輪女子マラソン銀メダリストの有森裕子さんが「喜びを力に」と題して記念講演。自身の生い立ちや陸上競技への取り組みを話し、「自分は何を求めているのか、どうなりたいのかを行動に移し、発信し続ければ道は拓(ひら)ける」と生徒に語り掛け、創立100周年に花を添えた。

入場を制限して行われた酒田東高創立100周年記念式典
入場を制限して行われた酒田東高創立100周年記念式典

記念講演で創立100周年に花を添えた有森さん
記念講演で創立100周年に花を添えた有森さん



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