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2020年(令和2年) 3月25日(水)付け紙面より

大島紬とキビソのタペストリー完成

 縦の糸は鹿児島、横の糸は鶴岡。織り上げられた反物は絆の証し―。戊辰戦争を機縁にした鶴岡市と鹿児島市の兄弟都市盟約50周年を記念し、鹿児島県の伝統織物「大島紬(つむぎ)」の職人が、鶴岡産のキビソと大島紬の絹糸を使って織ったタペストリーが完成した。贈呈式が23日、鶴岡市役所で行われ、両市の歴史と友好の絆で紡がれたタペストリーがお披露目された。

 両市は、戊辰戦争の際に薩摩藩の西郷隆盛が庄内藩に対し寛大な措置を取るよう指示したとされる縁で、1969(昭和44)年に兄弟都市の盟約を締結した。盟約から半世紀を機に、両市の絆を形に残そうと、鹿児島市の維新ふるさと館が鶴岡市に呼び掛け、タペストリーの制作を企画した。

 縦糸に大島紬の絹糸、横糸に蚕が最初に吐き出す糸「キビソ」を使った。鹿児島の職人が昨年10月から2カ月かけて長さ約12メートルの反物に織り上げ、両市用に2つのタペストリーに仕上げた。タペストリーは縦2メートル、横70センチ。藍色と赤紫色のグラデーション模様で、節目のあるキビソの独特な風合いと肌触りがある。

 贈呈式にはキビソを提供した鶴岡織物工業協同組合の氏家昇一理事長(松岡社長)と大和匡輔理事(鶴岡シルク社長)が訪れ、皆川治市長にタペストリーを手渡した。

 氏家理事長は「両市の強い絆を象徴するもの。今後交流がさらに盛んになることを期待したい」、大和理事は西郷隆盛の助言で松ケ岡地区での開墾と養蚕、絹産業が始まった歴史に触れ「西郷さんから助けていただいて150年。縦糸に歴史、横糸に今の時代のものづくりが織られていると感じている。100年先の子どもたちの未来へとつなげていきたい」と話した。

 皆川市長は「明治の徳の交わりが、時代を超えて形となった。鹿児島市との交流が未来にわたって続いていくことを祈念したい」と述べた。

 タペストリーは今後、市役所や松ケ岡開墾場の大蚕室などで展示する予定。

タペストリーを紹介する鶴岡織物工業協同組合の左から大和理事、氏家理事長=鶴岡市役所
タペストリーを紹介する鶴岡織物工業協同組合の左から大和理事、氏家理事長=鶴岡市役所


2020年(令和2年) 3月25日(水)付け紙面より

海岸のイルカ1頭救出

 22日午後6時20分ごろ、遊佐町吹浦の西浜海岸にイルカ1頭が打ち上げられているのを近くに住む男性が発見、家族を通じて118番通報した。酒田海上保安部は、以前に千葉県内でクジラ救出に携わったことのある巡視船「つるぎ」の前田哉航海長ら5人を陸上から現場に派遣。「追い出し作戦」を「決行」して約1時間半後、イルカは海に戻っていった。

 前田航海長によると、クジラ類の座礁「ストランディング」していたのは、背びれの形からカマイルカの雄とみられ、体長は2メートル弱。現場に着いて確認したところ、波は高いものの、完全に打ち上がっていない上、ひれも動いていたことから海に戻せると判断したという。

 千葉県銚子市で2011年4月、今回よりも大柄なゴンドウクジラの救出を行ったことのある前田航海長は、騒音を嫌うという習性を利用、同7時10分ごろからスコップ2本をたたいて甲高い音を出し、周囲を海保職員が囲んでイルカを沖に向かって押し出す作戦を展開した。

 当初は水深が浅過ぎてなかなか波に乗れなかったイルカだったが、同7時45分ごろ、沖に向かって泳ぎだした。完全に打ち上がっていた場合を想定し、酒田海保は乾燥を防ぐためにかぶせる毛布、沖に引き戻すためのロープなども持参したという。前田航海長は「ストランディングしてから時間がたっていたようで弱っていたが、何とかなりそうだと思って作戦を行った。無事に戻すことができて何より」と話した。

西浜海岸に打ち上げられたイルカ
西浜海岸に打ち上げられたイルカ

スコップで騒音を出しイルカを海に戻す海保職員たち=22日午後7時半ごろ
スコップで騒音を出しイルカを海に戻す海保職員たち=22日午後7時半ごろ



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