文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2021年(令和3年) 11月10日(水)付紙面より

ツイート

鶴岡の新たな食文化を探る 地元産食材でフランス料理 生産者と料理人が交流

 地元生産者と料理人の交流会が7日夜、鶴岡市昭和町のフランス料理店「ポーム ド テール」(有坂公寿オーナーシェフ)で行われた。ニンジン、ホウレンソウ、カモなど鶴岡市の食材を使ったフランス料理を会食し鶴岡の新たな食文化を探ろうと、地元の有志が集まって企画した。

 交流会には▽BAR・Chic店主の鈴木克人さん▽叶野野菜農場の叶野幸喜さん(ニンジン)▽ワッツ・ワッツ・ファームの佐藤公一さん(ホウレンソウ)▽三井農場の三井朗さん(カモ肉)▽パティスリー・オーボナクイユの丸山孝一さん(スイーツ)ほか、市内の日本料理や洋食を手掛ける人たち合わせて約20人が参加。フランス料理店「クレッソニエール」(東京都新宿区)のオーナーシェフ、田中彰伯(あきのり)さん(60)が手掛けた「叶野人参のラぺ(削る)のサラダと庄内鴨ササミのロゼ」や「ほうれん草と庄内雄鴨胸肉のロースト」など4品の会食を楽しんだ。

 母親が鶴岡市在住で東京と行き来しているという田中さんは「あらためて鶴岡の食材がすばらしいことを実感した。生産者と料理人それぞれが今一度、鶴岡を開拓して盛り上げてほしい」と語った。

 旬を迎えたニンジンの品種「れいめい」を提供した叶野さん(41)は「料理する立場の説明を聞いてとても勉強になった。(自分が作ったニンジンが)とてもおいしくてうれしい気持ちになった」と話していた。

「古典」をテーマにしたフランス料理を楽しむ参加者
「古典」をテーマにしたフランス料理を楽しむ参加者

庄内鴨レバーのムースなど5種類の前菜
庄内鴨レバーのムースなど5種類の前菜


2021年(令和3年) 11月10日(水)付紙面より

ツイート

由良でつりケーション モニターツアー実施 課題探る

 鶴岡市の由良温泉観光協会(石川博一会長)は先月、海に面した地域の特性を生かした「由良つりケーション」と親子連れを対象にした「ファミリーケーションin由良」の2つのモニターツアーを行った。合わせて県内外から約30人が参加し、釣りを中心にさまざまな活動を体験した。

 コロナ禍のリモートワークの増加で注目されている「ワーケーション」(ワーク=仕事と、バケーション=休暇を組み合わせた言葉)をキーワードに、由良地域の活性化を目指す取り組みの一環。新しい旅行への提案を探ることを目的に、鶴岡市のリモートワーク・ワーケーション推進事業を活用して実施した。

 釣り経験者を対象にした「つりケーション」(10月22―24日)は、由良で渡船釣りや磯釣りをあらためて体験してもらった上で、釣りを絡めた由良の活性化についてワークショップも開催し、活発な意見交換が行われた。

 家族参加のファミリーケーション(10月30―31日)では、白山島にある白山神社参拝、同島の海洋釣り堀での釣り体験、絵ろうそくの絵付け体験などがあり、由良コミュニティセンターそばの「海テラス由良」で大人はリモートワーク、子どもたちは遊びの時間も過ごし、2日目はSDGs(国連の持続可能な開発目標)をテーマに「海の豊かさを守ろう」と、海岸清掃活動も繰り広げた。

 2つのモニターツアーを終え、由良温泉観光協会は「ワーケーションはこれからの施策であり、さまざまな課題がある。しかし、一番に考えなければならないのは、『由良に行きたい』と多くのお客さまから言ってもらうこと。アンケートなどを通してモニターツアー参加者から頂いた貴重な意見を、地元の活性化組織と共有し、由良のこれからの地域づくりを進めていきたい」と話している。

白山島の海洋釣り堀で釣りを体験するツアー参加者=10月30日
白山島の海洋釣り堀で釣りを体験するツアー参加者=10月30日



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field