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荘内日報ニュース


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2021年(令和3年) 10月23日(土)付紙面より

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ブルーインパルス登場!! 見事な編隊飛行に園児歓声(鶴岡)

 航空自衛隊のアクロバット飛行専門チーム「ブルーインパルス」の練習飛行が22日、庄内上空で行われた。

 航空自衛隊松島基地を出発した編隊は鳥海山の裾野を通り遊佐町、酒田市、庄内町、三川町、鶴岡市の上空を飛行。スモークを出して6機が旋回しながら円を描く「デルタ360」などを見せた。

 鶴岡市馬場町上空に編隊が姿を見せると、天主堂のあるマリア幼稚園の園児からは「来た、来た」と歓声が上がった。23日午後1時半ごろから本番飛行が行われる。

 「かっこいい」「きれい」「速い」―。22日、庄内上空を練習飛行したブルーインパルスに空を見つめた人たちから歓声が上がった。

 庄内空港開港30周年と新型コロナウイルス感染症の対応に当たる医療従事者に感謝の気持ちを表そうと庄内上空を飛んだ。高度は1000―1500メートル。300―400ノットの速さで編隊を組み、桜の花びらやハートマーク、左右対称に枝分かれするように飛ぶ「サンライズ」を披露した。先頭を務めた三川町出身の遠渡(えんと)祐樹隊長(42)が古里の庄内上空を飛ぶのは今回が初めて。県庄内総合支庁の屋上には、航空自衛隊や報道関係者が集まり、練習飛行をカメラで撮影した。

 時折、機体は太陽の光で白く反射。本番に向けて6機はスモークを出すタイミングなどを確認していた。

 23日の本番飛行は午後1時半から2時までの約30分間。遊佐町―日本海総合病院―余目病院―荘内病院の上空を通るコースで飛行する。三川町上空では花びらを描くなどのアクロバット飛行を行う予定。

練習飛行で鶴岡市街地上空に雄姿を見せたブルーインパルス=22日午前10時55分ごろ、鶴岡市馬場町
練習飛行で鶴岡市街地上空に雄姿を見せたブルーインパルス=22日午前10時55分ごろ、鶴岡市馬場町


2021年(令和3年) 10月23日(土)付紙面より

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武中と“再会”に笑顔 鶴二中 オンラインで交流深める

 鶴岡市立鶴岡第二中学校(土井浩貴校長)と、兄弟校である鹿児島市立武中学校(鮫島敦浩校長)のオンライン交流会が19日、両校で行われた。生徒たちが学校生活の様子などを互いに紹介し合い、親睦を深めた。

 鶴岡市と鹿児島市との交流は、薩摩藩の西郷隆盛(南洲)翁が、戊辰戦争(1868―69年)に敗れた庄内藩に対して寛大な措置を取ったことがきっかけ。1969年に両市が兄弟都市盟約を結び、75年には両中学校が兄弟校盟約を結んだ。以来、生徒たちは1年置きに相互訪問し、交流を深めている。今年は鶴二中の生徒が訪問する予定だったが、コロナ禍で中止になったためオンラインでの交流に。鶴二中から14人、武中から約20人の生徒会の生徒が参加した。

 武中は西郷隆盛に関するクイズの出題や、学校から一望できる桜島の紹介など。鶴二中は「In action」のスローガンの下、運動会や合唱祭など、年間行事での積極的な取り組みを紹介した。生徒たちは慣れない画面越しのやりとりに緊張しながらも、次第に笑顔を見せ打ち解けた様子だった。

 一昨年、武中の生徒をホームステイ先として迎え入れた、鶴二中3年の生徒会長、大川桃佳さん(15)は「2年前に来てくれた武中の友達とも顔を合わせられて懐かしかった。今回の訪問が中止になったので、いつか鹿児島に行ってみたいと思った」と笑顔で話した。

鹿児島市の武中とオンラインで交流する鶴二中の生徒
鹿児島市の武中とオンラインで交流する鶴二中の生徒


2021年(令和3年) 10月23日(土)付紙面より

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《ひと》もっと研究したい意欲高まった

高校生バイオサミットで経済産業大臣賞
菅原 さくら(すがわら さくら)さん

 全国各地の高校生たちが生命科学研究の取り組みについて発表する「第11回高校生バイオサミットin鶴岡」の成果発表部門で経済産業大臣賞を受けた。発表したテーマは「プラスチックを分解する海洋微生物の探索」。「審査員の指摘や他の高校生の発表から新たな視点が得られた。『もっと研究したい』という意欲が高まった」と話す。

 酒田東高3年。高校入学とともに、慶應義塾大先端生命科学研究所(鶴岡市)の特別研究生のセレクションを受けて合格、海洋プラスチックごみ問題の解決に向けた研究を開始した。

 研究の背景にあるのは、中学時代に日本青年会議所「グローバルユース国連大使」で派遣されたカンボジアで見た貧困の中で暮らす人々の姿。「汚れた環境で生きる子どもたち、亡くなっていくお年寄りを目の当たりにして環境問題に興味を持った」。

 研究では、プラスチックを効率よく分解する微生物の探索に向けて実験に取り組んだ。今となっては笑い話で済ませるが、「研究データが全部消えたことがあった。滅菌状態を作るためのガスバーナーで指をやけどしたことも」と。審査員からは「海洋プラスチック問題の解決に向けた新たな微生物技術のシーズとなることが期待される」と高く評価された。

 後に続く人たちに対し「『何でだろう』と思いながら生活することが大事。結果が出る、出ないはともかく、まずは自分がやりたいことをやってほしい。その際はさまざまな角度・目線から取り組んでみて」とアドバイス。

 「これまでの研究を継続できる大学に進学したい。進学後はまちづくりなど文系の研究ともコラボできたら」―。研究生としての活動をひとまず置き、受験生の顔になった。

 大学進学後の夢の一つとして掲げるのは海外留学。「行った先の『土地の菌』を用いた研究がしたい」。SDGs(持続可能な開発目標)が叫ばれる昨今、さまざまな環境問題の解決に貢献できるような研究者になることを思い描いている。酒田市在住。18歳。


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