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2022年(令和4年) 3月31日(木)付紙面より

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《ひと》模擬火災原因調査講習会を提言

山形県消防職員意見発表会
最優秀賞受賞 東北大会出場
黒井 孝太(くろい こうた)さん

 今月9日にオンラインで行われた県消防職員意見発表会で「防ぎえた火災を減らすために」と題した火災予防策を発表し、最優秀賞を受賞。来月に秋田県で開催される東北大会への切符を手にした。「まさか、という驚きとうれしさが混じった気持ち。県代表に選ばれてとても光栄」と喜びを語った。

 鶴岡南高を卒業後、新潟県の新潟大工学部へ進学。3年時に東日本大震災を経験し「地元の役に立てる仕事に就きたい」と消防の道へ進んだ。

 意見発表会では、9年間の勤務経験で感じた課題を基に、住民対象の「模擬火災原因調査講習会」を提言した。内容は、全焼した現場写真を見せながら出火原因を参加者と共に考察。その後、参加者に事前に撮影してもらった自宅の写真を見て、火災の恐れがある箇所を職員が指摘する。既に市内の事業所で試験的に行い、参加者から「出火の恐れがあるとは知らなかった」「町内会でもやってほしい」と好評を得た。

 さまざまな火災現場を目の当たりにしてきた黒井さんは「タバコの吸い殻や電気配線の劣化など、当事者の認識不足で起こる火災を少しでも減らしたいと感じた。インターネットでも対策は載せているが、住民に直接訴えかけることが一番効果的」と話す。

 東北大会に向けては「皆さんに思いが伝わるよう自信を持って発表し、全国大会を目指したい」と述べ、「火災予防は自分一人でできることではないが、個人としても組織全体としてもできる対策を行い、住民の命や財産を守っていきたい」と今後の意気込みを語った。

 鶴岡市消防本部中央分署救急第2係消防副士長。朝暘町在住。妻と長女、次女、長男の5人家族。休日は家族と公園で遊んだり、市内のドライブへ。高校時代にキャプテンを務めた野球を今も続け、社会人チームに所属。31歳。

画像(JPEG)



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