2022年(令和4年) 4月5日(火)付紙面より
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東北公益文科大学(酒田市、神田直弥学長)は、文部科学省「私立大学等改革総合支援事業」の全4タイプのうち3タイプで選定された。これまで展開してきた各種取り組みが高く評価されたもので、7年連続の選定。3タイプ選定は北海道・東北地域では唯一。
文科省は、仮想空間と現実空間の融合によって経済発展と社会的課題解決の両立を図る「ソサエティ5・0」の実現に向けた特色ある教育研究の推進、地域社会への貢献など全学的・組織的に改革に取り組む私立大学を重点的に支援する同事業を展開。▽ソサエティ5・0の実現に向けた特色ある教育の展開(タイプ1、105校程度)▽特色ある高度な研究の展開(タイプ2、40校程度)▽地域社会への貢献(タイプ3、地域連携型・プラットフォーム型計170校程度)▽社会実装の推進(タイプ4、80校程度)―を広く公募した。
これまでの成果・実績を考慮し審査の結果、公益大は第3次教学中期計画に基づき展開してきた研究や教育の質の向上、学修成果の可視化などの取り組みが高く評価され、1、2、3の3タイプで選定。特別補助交付金としてタイプ1、3は1000万円程度、タイプ2は2500万円程度を受けて本年度、より一層の教育の充実を図る。公益大によると、全タイプ選定は4大学、3タイプは公益大を含め21大学という。
先月23日の会見で神田学長は、「これまでの、学修者中心の大学に向けた教育改革が評価を受けた。社会実装につながる研究については課題があるので、企業と連携した共創的な研究を充実させていきたい」と話した。