2022年(令和4年) 4月7日(木)付紙面より
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春の交通安全県民運動が6日から、県下一斉に始まった。15日までの期間中、各警察署や交通安全団体が啓発活動を展開する。運動の重点目標は▽子どもをはじめとする歩行者の安全確保▽歩行者保護や飲酒運転撲滅等の安全運転意識の向上▽自転車の交通ルール順守の徹底と安全確保―の3項目。庄内地域では初日の6日、鶴岡、酒田、庄内の3警察署管内で出発式が行われた。
このうち鶴岡地区では、鶴岡市の荘内神社で出発式を行い、関係者約100人が出席。鶴岡警察署の高山浩喜署長や各関係団体の代表者が玉串をささげ、交通安全を祈願した。皆川治鶴岡市長や阿部誠三川町長などのあいさつに続き、高山署長が「新入学の児童や初心者ドライバーの姿が多くなるこの時期、悲惨な事故を1件でも減らせるよう取り組んでいきたい」と述べた。
式終了後、白バイやパトカー、青パトが関係者に見送られながら市街地へ出発し、運動開始を周知して回った。
一方、庄内地区では町文化創造館響ホールで出発式を行い、関係者約30人が出席。富樫透町長や菊池忠雄庄内地区交通安全協会長らのあいさつに続いて、吉田克志庄内署長が「春は新入学児童の通学、新入社員の通勤など人の動きが活発化し、事故の発生が懸念される。事故被害が減少するように協力してほしい」と述べた。
交通安全宣言では町老人クラブ連合会の齋藤弘一さん、町交通安全母の会の本間輝美子さんが「高齢者の関係する事故の減少に努める」「家庭から交通違反者や犠牲者を出さないように努める」とそれぞれ宣言。その後、白バイを先頭にパトカーなどが町内中心部と立川地区をパレード。安全運動の開始をPRした。