2022年(令和4年) 4月10日(日)付紙面より
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東北公益文科大学(酒田市)の2022年度入学式が9日、同市の公益大公益ホールで行われ、公益学部255人、大学院修士課程4人の計259人が学びを深める決意を新たにした。
入学式では新入生読み上げに続き、神田直弥学長が「新型コロナの問題を考えることで、幅広い視野の必要性や合意形成の重要性が見えてくる。自由な発想で思索し、自立した生き方を考える無限の可能性のある4年間は、人生で最も貴重な時。支援体制が整っている本学で達成感・充実感のある学生時代を過ごしてほしい。皆さんを心から歓迎する」と式辞を述べた。
新田嘉一理事長(平田牧場グループ会長)は、新型コロナの収束を待って海外留学・沖縄ウインターキャンプへの積極的な挑戦、トップセミナーや客員教授による特別講義の受講を呼び掛けた上で、「大学での4年間、何か一つでも誰にも負けないということを身に付けて。教職員一体となって皆さんの頑張りを応援していく」と歓迎の辞(ことば)を送り、名誉理事長を務める市美術館の無料入館券を全新入生に贈った。
学部新入生を代表して伊藤紗良さん(18)=鶴岡北高卒、鶴岡市在住=が「何度も挫折しかけた長い受験を乗り越え、大学生活の第一歩を踏み出せたことは喜び。公益大の学生であることに誇りを持ち、自然あふれる地域に開かれたキャンパスで学びを重ねていく」、大学院入学生代表の田雨冉(でん・うぜん)さん(23)=公益大卒、鶴岡市在住=は「学部在籍中に得た多くの学びと体験はかけがえのない知識と経験になった。大学院では自然言語処理の技術に関する知識や実践的な方法を身に付けたい。社会に貢献できるような研究にまい進することを誓う」とそれぞれ決意を述べた。